欧州自動車市場でテスラ「モデルY」が2026年3月、堂々の首位を獲得した。同車は1月に42位、2月に14位と低迷していたが、3月に前年比117%増となる3万3,723台を販売し、欧州ナンバーワンに躍り出た。これは2023年以来の快挙であり、3列シート仕様やエントリーモデルの追加が追い風となったとみられる。
欧州市場における3月のランキング上位5車種
- 1位:テスラ モデルY(3万3,723台)
- 2位:日産 Qashqai(2万7,832台)
- 3位:ルノー クリオ(2万4,294台)
- 4位:ダチア Sandero(2万2,788台)
- 5位:フォルクスワーゲン Golf(2万2,110台)
第1四半期(1月〜3月)の総合ランキング
3月の急成長で勢いを得たテスラだが、第1四半期全体ではルノー「クリオ」が5万5,763台で首位を獲得。テスラ モデルYは5万1,468台で2位となった。3位はフォルクスワーゲン Golf、4位は日産 Qashqai、5位はフォルクスワーゲン T-Rocがランクインした。
新興モデルの台頭も目立つ欧州市場
欧州市場は競争が激化しており、新しいSUVやクロスオーバーが続々と投入されている。特に、 Škoda Elroq、シトロエン C3 Aircross、Jaecoo 7、フィアット Grande Panda、ダチア Bigsterなどの新興モデルが大きな伸びを見せている。
テスラ モデル3も好調
テスラにとって朗報だったのは、モデル3の販売も回復したことだ。3月には1万8,880台(前年比55%増)を販売し、年間ランキングで11位となった。年初は低迷していたが、3月の巻き返しで「テスラの終焉」を早計に語るのは時期尚早であることが示された。
「テスラ モデルYは、2023年に欧州で最も売れた車の一つだったが、その後低迷期を迎えた。しかし、3列シートや新しいエントリーモデルの投入により、再び勢いを取り戻した。」
今後の展望
テスラにとって、欧州市場での巻き返しは明るい兆しだが、ルノー「クリオ」のような安定した人気車種との競争は依然厳しい。また、新興モデルの台頭により、欧州市場はますます多様化し、競争が激化することが予想される。