スーパーボウルLXI(2027年)のテレビ放映権を初めて獲得したESPNだが、その実態はディズニー系列の試合である。ABCが中心となって放映される見込みで、視聴者の大半はABC経由で試合を観戦することになる。

ディズニーは、スーパーボウルの放映権を持つことで、広告枠の価格設定に影響力を行使できる立場にあった。しかし、今回は当初の要求額を下回る価格で広告枠を販売し始めている。

バラエティ誌のブライアン・スタインバーグ氏によると、ディズニーは当初、30秒の広告枠につき1000万ドル、さらに他の在庫枠に1000万ドルの「上乗せ」を要求していた。しかし現在は、30秒枠を10件以上、1件あたり約900万ドルで販売しており、さらに「上乗せ」額についても買い手からのカウンター提案を検討しているという。

広告枠の価格は最終的に、買い手の提示額とディズニーの受諾額によって決まる。そして視聴者数は、試合がどのディズニーネットワークで放映されるかではなく、出場チームの注目度や試合の緊迫感によって左右される。2015年のスーパーボウルで見られたような、パトリオッツ対シーホークスの一方的な展開では、視聴者は集まらない。

「誰が出場するのか?」が視聴者を左右する。放映局が誰かは関係ない。
スーパーボウルの価値は、試合そのものの魅力で決まる。