米国のドナルド・トランプ大統領は、イランの核開発問題に関する米国の懸念に対応する包括的な合意が成立するまで、イランに対する海上封鎖を継続すると表明した。
米紙アクシオスとのインタビューで語ったトランプ氏は、イランがホルムズ海峡の開放と封鎖解除を優先条件とし、核交渉を後回しにする提案を拒否。代わりに、核問題の包括的解決を求める立場を堅持した。
軍事行動の可能性と封鎖の効果
複数の関係筋によると、米中央軍(CENTCOM)は、交渉の行き詰まりを打破するため、イランへの「短期かつ強力な」攻撃計画を策定中だという。攻撃対象は主にインフラ施設が想定され、その後イランに対し交渉再開と柔軟な態度を求める方針だ。
トランプ氏は「爆撃よりも封鎖の方が効果的だ。イランは窒息寸前の豚のようだ」と述べ、封鎖の継続を優先的な圧力手段と位置付けた。また、自身のSNSにAI生成の画像とともに「NO MORE MR. NICE GUY(もう優しい男ではない)」とのメッセージを投稿し、イランに対する強硬姿勢を示した。
大統領は、イランが核兵器保有を阻止するために封鎖を維持すると強調。イラン側が合意を望んでいると主張し、「彼らは封鎖解除を望んでいるが、私は望まない。なぜなら核兵器を持たせたくないからだ」と語った。また、イランの石油輸出が封鎖により困難になり、パイプラインや貯蔵施設が「爆発寸前」の状態にあるとの見方を示したが、一部の専門家は直ちに危機的状況にあるとは見ていない。
イラン側の反応と報復の示唆
これに対し、イランの英字国営メディアPRESS TVは、米国の海上封鎖に対し「近く実践的かつ前例のない対応が取られる」との発言を報じた。同メディアが伝えたイラン治安当局筋の発言によると、イラン軍は外交の機会を与えるために自制を続けてきたが、「忍耐には限界があり、封鎖が続けば厳しい報復が必要になる」と警告した。
今後、さらなるインタビュー内容が公開される予定だ。