米マイクロストラテジー(MSTR)は4月20日、ビットコイン(BTC)を34,164枚(約2.54兆円相当)新たに購入したと発表した。同社のビットコイン保有量は815,061BTCに達し、ブラックロックの802,823BTCを上回った。平均購入単価は74,395米ドルで、総保有コストは61.56兆円に上る。

今回の購入は、マイクロストラテジーにとって過去3番目の規模となる大型取引だ。ビットコイン価格が75,000米ドル前後で推移する中、同社の保有資産は取得原価に近い水準にあり、市場変動の影響を受けにくい状況にある。

同社はマイケル・セイラーCEOのもと、2020年からビットコインを資産として保有する戦略を推進。セイラー氏は「think even bigger(さらに大きく考えよ)」とのメッセージを発信し、今後も積極的なビットコイン購入を続ける姿勢を示した。

資金調達の方法と今後の展望

今回のビットコイン購入資金は、株式発行と優先株発行で調達された。具体的には、普通株式の発行で約366億円、永久優先株「STRC」の発行で約2.18兆円を調達。STRCは変動配当型で、年率11.5%の利回りを提供し、株価を額面近くに維持する設計となっている。

また、STRCの配当支払いを月次から半月次に増やす提案を発表。流動性向上と再投資の遅延解消を目指す。同社は現在、追加の普通株式と優先株発行枠を保有しており、2027年までのビットコイン購入資金として活用する計画だ。

市場への影響と株価動向

マイクロストラテジーのビットコイン保有量は、2,100万BTCの固定供給量の3.8%を占める規模に拡大。同社の動向はビットコイン市場に大きな影響を与える存在となっている。

発表後、同社株は取引前市場で2.5%下落。ビットコイン価格の変動リスクと、資本市場への依存度の高さが投資家の懸念材料となっている。