米MSNBCの人気番組「モーニング・ジョー」の司会者で、元共和党議員のジョー・スカーボロー氏は14日、トランプ政権と共和党を厳しく批判した。同氏は「この政権に保守主義の名に値するものは何もない」と述べ、政権の政策が保守主義の伝統的な定義から大きく逸脱していると主張した。

スカーボロー氏は、トランプ政権の支持率が30%台に低迷している要因として、イランとの緊張関係の悪化を挙げた。同氏は「JD・バンス副大統領を含む多くの共和党議員が、今や戦争に反対している」と述べ、トランプ大統領が「カマラ・ハリス副大統領が米国を戦争に引き込む」と主張していたにもかかわらず、実際にイランとの対立を深めたと指摘した。

さらにスカーボロー氏は、政権がウエスチングハウス、インテル、USスチールなどの企業に対して行った財政支援についても批判した。

「保守主義を信じる者にとって、これはまさに驚くべきことです。保守主義とは、企業への公的支援など、200年以上にわたって定義されてきた原則とは全く異なるものです。にもかかわらず、このような政策を実行する政権が『保守』と呼ばれるのであれば、保守主義の定義そのものが変わってしまったのでしょうか」

スカーボロー氏はまた、トランプ政権がホルムズ海峡の支配権を巡るイランの強硬姿勢を軽視し、軍事戦略の専門家の助言を無視してイランとの対立に「転落」したと批判した。

同氏は「1979年以降、誰もがイランとの戦争がホルムズ海峡の問題を引き起こすことを知っていた」と述べ、トランプ大統領がピート・ヘグセス、ベンジャミン・ネタニヤフ、リンゼー・グラムといった強硬派の助言に耳を傾けた結果、現在の泥沼状態に陥ったと分析した。

「多くの軍事指導者が大統領に対し、『彼らの言うほど簡単な話ではない』と警告していたにもかかわらず、彼らは聞き入れなかった。その結果、米国は今、イランがホルムズ海峡を開放する条件を提示しない限り、抜け出せない状況にある」とスカーボロー氏は述べた。

出典: The Wrap