ランボルギーニ、創業63周年記念に最強のオープントップを発表
イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニは、創業63周年を記念して、最強のオープントップモデル「フェノメノロードスター」を発表した。生産台数はわずか15台に限定され、6.5L V12と3基の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムにより、1,065馬力を発生する。同社にとって初の本格的なオープンカーであり、フェルッチオ・ランボルギーニが1963年に設立した年にちなんでいる。
1968年のミウラロードスターをオマージュ
フェノメノロードスターは、2025年8月に発表されたクーペモデル「フェノメノ」のオープントップ版。しかし、ランボルギーニはロードスターをさらに限定的なモデルとし、生産台数を30台に対し15台に半減させた。固定式のオープントップで、リトラクタブルハードトップやTargaトップのような機構はない。デザイナーたちは、この自由度を活かし、クーペでは実現できなかった斬新なデザインを取り入れた。
サイドウインドウは「カットダウン」され、より攻撃的なプロファイルを実現。フロントウインドウの後端には小型のカーボンスポイラーが装備され、キャビン上の気流を制御する。また、ヘッドレスト後方には2つのエアロハムが設けられ、空力性能を高めるとともに、ロールオーバー時の保護機能も兼ねる。ランボルギーニによると、上部機能面の徹底的な見直しと新たなエアロ要素の追加により、ロードスターはクーペと同等のダウンフォース、安定性、バランス、冷却性能を実現しているという。また、オープントップ化による重量増加は「わずか数キログラム」に抑えられている。
ボローニャ市のカラーを再解釈
発売モデルのカラーリングは「ブルー・ケフェウス」を基調に、アクセントに「ロッソ・マーズ」を配した特別仕様。ボローニャ市のシンボルカラーである赤と青を再解釈するとともに、1968年に発売された初代オープンカー「ミウラロードスター」のカラーリングにもインスパイアされている。内装は黒と赤を基調に、Y字型のグラフィックパターンとコントラストステッチが施され、ランボルギーニの最新デザイン言語に則っている。
ハイブリッドシステムとパフォーマンス
フェノメノロードスターは、カーボンファイバーモノコックシャシーを採用し、歴代最強の6.5L V12自然吸気エンジンを搭載。824馬力(614kW / 835PS)、トルク725Nmを発生する。これに3基の電気モーターが加わり、フロントアクスルに2基、8速デュアルクラッチトランスミッションに1基が搭載される。7kWhのバッテリーパックから電力を供給し、システム全体で1,065馬力(794kW / 1,080PS)を実現。既存のハイブリッドモデル「レヴエルト」の1,001馬力を上回る性能を誇る。
0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.8秒で、クーペモデルとほぼ同等の性能を発揮。最高速度は340km/h以上(クーペは350km/h)と、わずかな差にとどまる。
今後の展開と価格
フェノメノロードスターの価格は未公表だが、ランボルギーニは「フェノメノ」シリーズの一環として、今後さらなる限定モデルの発表を予定している。同社は昨年、最もカスタマイズ可能な「ウルス」を発表し、630台限定で発売した実績を持つ。フェノメノロードスターも、世界中のコレクターや愛好家から注目を集めることが予想される。
「フェノメノロードスターは、ランボルギーニの歴史における新たなマイルストーンです。創業63周年という節目を、最高の技術とデザインで祝福します。」
– アンドレアス・ヴェンデルス(ランボルギーニCEO)