テキサス州選出議員が提案した「MAMDANI法」の概要

共和党所属の下院議員Chip Roy氏(テキサス州選出)は、社会主義、共産主義、中国共産主義、マルクス主義、イスラム原理主義を支持する移民を排除する法案「MAMDANI法」を提出した。同法案は、これらの思想を支持する「外国人」を米国への入国不許可、強制送還、国籍剥奪、帰化資格の剥奪の対象とする内容となっている。

Roy氏は法案の名称を、昨年ニューヨーク市長選挙で当選した民主的社会主義者Zohran Mamdani氏にちなんで名付けた。同氏はBreitbartとのインタビューで、「この法案は、欧州を荒廃させたマルクス主義とイスラム主義の脅威に対抗するための新たな手段だ」と述べた。また、同氏の事務所は右派メディアに対し、Mamdani氏のようなマルクス主義者が「マルクス主義者やイスラム主義者の大量流入を助長している」と主張する1ページの要約資料を提供した。

Roy議員の反イスラム発言と政治的背景

Roy議員はテキサス州司法長官選挙に立候補しており、これまでにもイスラム教徒に対する差別的発言を繰り返してきた。先月にはX(旧Twitter)に「No more Muslims(イスラム教徒はもういらない)」と投稿し、州内のイスラム教徒から強い反発を招いた。また、ダラス・フォートワース都市圏で計画されたイスラムセンターの住宅開発計画にも反対し、テキサス州の他の共和党議員と同様に「シャリア法陰謀説」を唱えてきた。

法案の実現可能性と共和党の動向

米国下院における共和党の議席数は微差で過半数を維持しているが、同法案が成立する可能性は低いとみられている。しかし、法案の提出自体が、テキサス州に約40万人が暮らすイスラム教徒への敵意を示す象徴的な行為となっている。共和党内ではイスラム教徒や移民への差別的主張が広がりつつあり、憲法で保障された権利を侵害する動きが加速している。

主なポイント

  • 法案の対象: 社会主義、共産主義、中国共産主義、マルクス主義、イスラム原理主義を支持する移民
  • 措置内容: 入国不許可、強制送還、国籍剥奪、帰化資格の剥奪
  • 背景: Roy議員の反イスラム発言や「シャリア法陰謀説」の主張
  • 政治的影響: 共和党内でのイスラム教徒・移民排斥の動きが顕著化

「欧州を荒廃させたマルクス主義とイスラム主義の脅威が、今やテキサス州の玄関口にまで迫っている。この法案は、その侵攻に対抗するための新たな手段だ」
— Chip Roy議員(Breitbartインタビューより)