中国のEV大手BYDは、新型フルサイズEV「Great Tang」の発売前受注がわずか2週間で10万件を超えたと発表した。このうち初日だけで3万件以上の受注を記録し、その人気の高さが明らかになった。

Great Tangは、北京モーターショーで発表されたばかりの最新モデルで、同社の新しい「Super eプラットフォーム」を採用。第2世代ブレードバッテリーと1,000Vの電気アーキテクチャを搭載し、最も強力なモデルでは784馬力を発揮する。これは、西側で販売されているヒュンダイ「Ioniq 9」やキア「EV9」を上回るパフォーマンスだ。

驚異的なスペックと価格

エントリーモデルの価格は25万元(約3万6,700ドル)からで、後輪駆動の496馬力モデルは中国のCLTCサイクルで最大950kmの航続距離を実現。フラッグシップモデルは32万元(約4万7,000ドル)で、784馬力のツインモーターを搭載し、9分で10%から97%まで充電可能な急速充電技術を備える。

快適性と先進技術を兼ね備えたインテリア

Great Tangのインテリアは、2+2+3のシート配置を採用し、前席には3つのディスプレイが設置されている。さらに、ヘッドレストから展開する後席用の折りたたみ式ディスプレイも標準装備。快適性とエンターテイメント性を高めている。

「Great Tangは、BYDの技術力とコストパフォーマンスの高さを象徴するモデルだ。発売前の受注数が10万件を超えるのは、中国市場におけるEV需要の強さを示している」
—— 自動車アナリスト

中国市場におけるEV人気の背景

BYDは近年、中国市場でEVの販売を急拡大してきたが、昨年から8ヶ月連続で前年比の販売減を記録していた。しかし、Great Tangのような魅力的な新モデルの投入により、再び成長軌道に乗る可能性が出てきた。

価格帯やスペック、先進技術が評価され、Great Tangは中国の高級EV市場で注目を集めている。今後、欧州やアジア市場への展開も期待される。

出典: CarScoops