Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏が設立した電気自動車(EV)トラックメーカー、Slate Autoは、6億5000万ドル(約950億円)の資金調達を発表した。これにより、2024年後半に予定される初のトラック生産に向けた準備が進む。
同社は、約16万件の小型トラックの予約を獲得しており、当初は1台約2万ドルからの販売を計画していた。しかし、米国議会がEV税額控除7500ドルを廃止したため、現在の価格は2万ドル台後半に引き上げられた。
ワルシャワ工場への投資と生産計画
今回のシリーズCラウンドの資金調達は、インディアナ州ワルシャワに建設中の工場にとって追い風となる。同工場では、下半期中にトラックの生産を開始する予定で、最大4億ドルを投資して生産体制を整える。
このタイミングは、イランとの軍事衝突によりガソリン価格が高騰し、多くの消費者がEVへの関心を再び高めていることも追い風となっている。
「4年近くにわたり、Slateは車両開発とワルシャワ工場の再建に注力してきました。その結果、平均的な新車の半額以下という約束通り、Slate Trucksを提供します」
— クリス・バーマン(Slate Auto 社長)
カスタマイズ可能なトラックプラットフォーム
Slate Autoのトラックは、2人乗りのピックアップトラックとして購入するか、5人乗りのSUVに改造できるプラットフォームとなっている。基本仕様は、暗灰色の外装に最小限の内装、2種類の電気ドライブトレインから選択可能で、航続距離は150マイルまたは240マイルを予定している。
ピックアップトラックとして購入した場合、積載容量は約1400ポンド(約635キロ)、牽引能力は1000ポンド(約453キロ)となる。荷台は5フィート(約1.5メートル)で、容量は35.1立方フィート。フロントトランク(frunk)は7立方フィートとなっている。
カスタマイズオプション
基本モデルには、スピードメーターとエアコンのみが搭載されているが、Slate Autoの「Slate Maker」カスタマイズページを通じて、SUVキットやボディラップ、ホイールなどのオプションを追加できる。ただし、サウンドシステムは所有者が独自に用意する必要があり、専用アクセサリーを使用して携帯電話やワイヤレスBluetoothスピーカーを固定することも可能だ。
高級サウンドシステムの選択肢はなく、シンプルな装備が特徴となっている。