アウディは、コンパクトカーのA1とQ2の生産終了を発表した。両モデルは、次世代EV「A2 e-tron」に置き換えられる。さらに、2027年には電気自動車(EV)スポーツカーの生産も開始される。
Q2とA1の生産終了が発表される
アウディは、ドイツ・インゴルシュタット工場におけるQ2の生産を2024年4月に終了すると発表した。同工場では、次世代EV「A2 e-tron」の生産準備が進められている。Q2は米国市場では販売されていなかったが、2016年の発売以来、ドイツで2万9,000ユーロ(約338万円)からの価格で販売され、88万7,231台を販売した。しかし、近年の販売台数は減少傾向にあった。
同様に、スペイン・マルトルエル工場では、エントリーハッチバックのA1の生産が段階的に終了される。A1は2010年の発売以来、2世代で138万9,658台を販売した。最新モデルは2万2,950ユーロ(約268万円)からの価格で、スポーツバックとオールストリート仕様が用意されていた。A1も発売当初は好調だったが、近年の販売は低迷していた。
A2 e-tronが後継モデルに
Q2とA1の後継となるA2 e-tronは、2024年秋にデビューする予定だ。同車は、フォルクスワーゲンのMEB+プラットフォームを採用し、ID.3 Neoをベースとした電気自動車となる。バッテリー容量は58kWhと79kWhの2種類が用意され、WLTP基準で最大630kmの航続距離を実現する見込みだ。
2027年にはEVスポーツカーも生産開始
アウディは、2027年にEVスポーツカーの生産を開始することも発表した。同車は、ドイツ・ベリンガーホーフェ工場で生産され、同工場は少量生産に特化している。同車は、コンセプトCによって事前に公開されており、ポルシェ718ボクスターやケイマンのような2座席スポーツカーとなる予定だ。特徴としては、電動式のハードトップ、ミニマルなインテリア、そして新しいデザイン言語が採用される。
「アウディは今後、電動化と高級志向を強化し、ブランド価値の向上を図る」と関係者は述べている。