Housemarqueの最新作「サロス(Saros)」が発売されて以来、Aftermathの二人のライター、Gita JacksonとChris Personが没頭し続けている。彼らは本作の映画的・文学的な影響、複雑に絡み合うシステム、そして俳優Rahul Kohliの存在について語った。

「サロス」とは?

サロスは、巨大企業の準軍事部隊が惑星カルコサに不時着し、行方不明となった植民船の痕跡を追うSFアクションアドベンチャーだ。しかし、到着後すぐに一行は狂気に陥り、物語は混沌とした展開を見せる。Chris Personは「3隻の船が送られた」と明かす一方で、Gita Jacksonは「完全な企業の失敗だった」と皮肉を込める。

プレイ体験とシステムの深さ

Gita Jacksonは「サロスは期待していたものとは違うが、まさに求めていたゲーム」と語る。彼女は前作「Returnal」のファンで、Housemarqueの新作に早くから期待を寄せていた。本作は「Returnal」と同様にオーブを中心としたゲームプレイだが、そのシステムはより寛容で、複雑な要素が次々と導入される。

例えば、プレイヤーは「アーティファクト」と呼ばれるアイテムを入手する。これは有益な特性を持つ一方で、副作用(落下ダメージの増加や被ダメージ時の通貨損失など)を伴う。さらに、これらのアーティファクトは「揮発性」を獲得し、プレイヤーの行動に応じて変化する仕組みだ。

Chris Personは「多くのゲームではステータスを「力」「知性」「敏捷性」などと単純に名付けるが、それでは甘すぎる。サロスでは「コマンド」「インテグリティ」「ドライブ」といった曖昧で難解な名前を採用し、それらが「傲慢」「無知」「怠慢」といったネガティブな状態に腐敗する仕組みが秀逸だ」と評価する。

独特の世界観とキャラクター

本作の世界観は、SF小説や映画の影響を強く受けている。Gita Jacksonは「サロスの世界観は、まるでバブルラップを潰すような感覚。圧倒されるほどの要素が次々と現れ、その中でプレイヤーは自分なりの解釈を見出していく」と語る。

また、本作に登場するキャラクターの一人であるRahul Kohliの存在も注目されている。彼の演技が本作の独特な雰囲気をさらに引き立てていると、二人のライターは口を揃える。

プレイヤーを圧倒するシステム

サロス」の最大の特徴は、その複雑なシステムにある。プレイヤーは「エクリプス(日食)」と呼ばれるイベントを通じてアーティファクトを腐敗させ、強化することができる。しかし、その代償としてプレイヤーはダメージを受けやすくなるなどのリスクを負う。これらのシステムは直接的な説明がなく、プレイヤー自身が試行錯誤を通じて理解していく必要がある。

Gita Jacksonは「被ダメージを受けると肩から樹脂のような粘液が滲み出てくる演出が素晴らしい」と称賛する。この独特なビジュアルが、本作の世界観をさらに際立たせている。

まとめ:Housemarqueの新たな挑戦

サロスは、Housemarqueが得意とするアクション要素と、独特な世界観、そして複雑なシステムが融合した作品だ。プレイヤーはその中で自分なりの解釈を見出し、没入感を楽しむことができる。批評家からも高い評価を受けており、今後のHousemarqueの動向に注目が集まる。

サロスは、期待していたものとは違うが、まさに求めていたゲーム。その中で自分なりの解釈を見出していく過程が楽しい」
— Gita Jackson

「彼らはまたしても素晴らしい作品を作り上げた。サロスは、Housemarqueの真骨頂が詰まった一作だ」
— Chris Person

出典: Aftermath