自動車メーカーのジープは、欧州向けにアベンジャーのフェイスリフトモデルを公開した。7スロットのグリルがLEDでイルミネーション化され、より洗練された外観に進化している。
アベンジャーは欧州だけでなく、南米でも販売される予定だ。欧州向けのフェイスリフトモデルは、2021年の発売からわずか3年で実施される中間改良となる。低照度のティザー画像では、ブランドを象徴する7スロットグリルの新たな解釈が垣間見える。
グリルの進化:LEDイルミネーションと洗練されたデザイン
ジープは改良されたグリルを「画期的な進化」と表現しているが、実物は新型コンパスと似たデザインとなっている。グリルのスロットはアベンジャー独特の面取り加工が施され、スリムな分割と目立たないベゼルにより、原型を保ちつつも洗練された印象に仕上がっている。
最大の注目点は、7つのLEDが組み込まれたイルミネーション機能だ。これは新型コンパスと同様の仕様で、メインヘッドライトユニット上部に配置されたスリムなデイタイムランニングライトを拡張する形となっている。なお、イルミネーション付きグリルを初めて採用したジープ車は、2022年のグランドワゴニアーコンセプトとされている。
外装と内装のアップデート
7スロットグリルの改良に加え、アベンジャーはフロントおよびリアバンパーのデザインも刷新される見込みだ。カラーオプションや新しいアルミホイールデザインも追加される予定で、ティザー画像に映るルーフレールは、アベンジャー4xe「ザ・ノースフェイス」特別仕様の影響を受けている可能性がある。
キャビン内の変更点についてはジープからの発表はないが、テスト車両のダッシュボードに施された重度の迷彩塗装から、デジタルコックピットのアップデートが予想される。また、現在使用されている硬質プラスチックの一部を柔らかい素材に置き換えることで、質感の向上も期待できる。
パワートレインとグローバル展開
アベンジャーのパワートレインに大きな変更はないと見られている。現行モデルは、ステランティス製のICE(内燃機関)、マイルドハイブリッド、フル電動の各パワートレインをラインアップしており、最上位モデルは4WD(マイルドハイブリッド4xe)仕様で、デュアルモーターと1.2Lターボガソリンエンジンを搭載している。
また、アベンジャーは欧州に加え、南米市場への展開も拡大する。ブラジル・リオデジャネイロ近郊のポルトレアル工場で、2024年後半から生産が開始される予定だ。欧州向けフェイスリフトモデルと同じビジュアルアップデートがブラジル市場向けモデルに採用されるかは不明だが、現地のニーズに合わせたパワートレインが用意される見込みだ。