米国の政治情勢が混迷を極める中、トランプ前大統領が深刻な不眠症に陥っているとの報道が注目を集めている。その背景には、内政と外交の双方における行き詰まりが浮き彫りとなっている。

「国家晩餐会」に込められた国王の不満

先日のキング・チャールズ3世との「国家晩餐会」について、トランプ氏は「国王は内心、『これが最善か?』と思っていた」と述懐。英国王室の象徴であるバッキンガム宮殿の775室に対し、ホワイトハウスの132室を「ボロ家」と表現するなど、自身の権威に対する不満を露わにした。

さらに、暗殺未遂を受けて計画していたボールルーム増設についても、議会の反発を招いている。共和党議員が「政府が費用を負担すべきだ」と発言したことで、ガソリン価格の上昇と並んで「トランプのわがまま」との批判が高まっている。

支持率低下の要因:イラン政策と経済の行き詰まり

最新の世論調査では、トランプ氏の支持者のうち17%が「投票を後悔している」と回答。その主な理由として、イランとの対立と経済政策の失敗が挙げられている。特に、イラン情勢の悪化がガソリン価格の高騰に直結しており、国民の不満が募っている。

トランプ氏は「イラン問題が不眠の最大の原因だ」と打ち明け、今後の対応に苦慮している様子がうかがえる。

議会との対立が深刻化

議会との関係悪化も、トランプ氏のストレス要因となっている。先日の「TWO KINGS(2人の王)」との写真投稿は、議会を無視した「王」としての権力を演出しようとしたものだが、皮肉にも議会の反発を招く結果となった。

共和党内でも、トランプ氏の政策に対する批判が強まっており、今後の選挙戦に影響を与える可能性が高まっている。

専門家の見解:「マキャベリ的な不安」

「トランプ氏は、自身の権力維持に対する不安から、ますます独裁的な発言を繰り返している。マキャベリの『君主論』を彷彿とさせる状況だ」
(ウィリアム・クリスロル氏、政治評論家)

トランプ氏の不眠は、単なる個人的な悩みにとどまらず、米国の政治情勢全体に影響を及ぼす深刻な問題となっている。