元アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプ氏は11日、突然CNN解説者で元オバマ政権の環境・エネルギー顧問を務めたヴァン・ジョーンズ氏を非難する投稿をTruth Socialに行った。

ジョーンズ氏は2018年、超党派の刑事司法改革法「ファースト・ステップ法」成立に向け、議員集めに奔走していた。当時ジョーンズ氏は「議員の獲得は不可能」との見方が強かったが、トランプ氏は「保守派の議員5人を説得し、法案を成立させた」と主張した。

投稿の中でトランプ氏は、ジョーンズ氏が現在も自身を「独裁者」と呼び続けていることに触れ、「ジョーンズ氏は恥を知るべきだ」と述べた。同法は、連邦刑務所の収容者数削減などを目指した改革法で、オバマ前大統領も長年実現を目指していたものの、実現には至らなかった。

ジョーンズ氏はトランプ政権発足後も一貫して同氏を批判しており、2018年の協力関係を踏まえた今回の発言は、ジョーンズ氏の一貫した姿勢に対するトランプ氏の反発とみられる。

トランプ氏の最近の批判対象

トランプ氏は最近、他のメディア関係者や政治評論家に対しても厳しい批判を繰り広げている。

  • ジミー・キンメル氏(ABC深夜番組司会者):今年4月に行われたホワイトハウス記者協会晩餐会で、メラニア前大統領夫人を「妊娠未亡人のような輝き」と表現したジョークを巡り、「暴力を煽る卑劣な発言」と非難。キンメル氏の解雇を要求した。
  • タッカー・カールソン氏、メグィン・ケリー氏、キャンディス・オーウェンズ氏、アレックス・ジョーンズ氏:イラン情勢への対応を巡り、トランプ氏の方針に反対した MAGA系メディア関係者を「 stupid people(愚か者)」と呼び、厳しく批判した。

ジョーンズ氏は2009年にオバマ政権で「グリーン・ジョブズ担当特別顧問」を務めた経歴を持ち、現在はCNNの政治解説者として活動。トランプ氏との関係は、2018年の刑事司法改革法成立を機に一時的に協力関係にあったが、その後もジョーンズ氏はトランプ氏の政策や発言を厳しく批判し続けている。

出典: The Wrap