オーストラリア市場に限定1,000台で投入されるフォード「エベレスト ワイルドトラック」
フォードはオーストラリア市場向けに、ランジャーSUVをベースとした3列シートモデル「エベレスト ワイルドトラック」を限定1,000台で発売すると発表した。同モデルはマトリックスLEDヘッドライトやパノラマサンルーフ、アップグレードされたインテリアを特徴とし、2026年Q3にオーストラリアの販売店に導入される予定だ。
主な特徴と装備
- 外観:新色「イグナイトオレンジ」を採用し、光沢ブラックのアクセントや20インチアルミホイール(オレンジインサート付き)を装備。オフロード走行向けに18インチオールテレーンタイヤ用ホイールも無償オプションで用意。
- インテリア:レザーシートにオレンジステッチと「ワイルドトラック」の刺繍を施し、上級グレード「プラチナム」からマトリックスLEDヘッドライト、パノラマサンルーフ、アンビエント照明、電動格納式3列シートなどの装備を標準化。
- パワートレイン:3.0L V6ターボディーゼルエンジン(247馬力、600Nmトルク)を搭載し、10速ATとフルタイム4WDシステムで駆動。オーストラリア市場では2.0Lビターボディーゼルエンジンが廃止され、V6が唯一の選択肢となる。
価格と競合モデル
オーストラリアでの価格は79,990オーストラリアドル(約57,300米ドル)からで、同価格帯の「エベレスト トレモア」と比較して、ワイルドトラックはよりプレミアムな装備を備えている。オーストラリア市場で最も高価なモデルは「プラチナム」で、83,490オーストラリアドル(約59,800米ドル)からとなる。
北米市場との違い
北米市場では、フォードは「エクスプローラー」が3列シートファミリーモデルを担い、「ブロンコ」がオフロード志向のラインナップをカバーしているため、オーストラリア向けの「エベレスト」が導入される可能性は低い。市場戦略や関税、排出規制などがその理由とされる。
オーストラリア市場における位置づけ
「エベレスト ワイルドトラック」は、ニュージーランド、タイ、フィリピン、南アフリカでは常設グレードとして販売されているが、オーストラリアでは2023年と2025年に限定販売が行われてきた。今回の2026年モデルは、オーストラリア市場にとって3度目の限定販売となる。限定1,000台という希少性と、ランジャーSUVベースの実用性が魅力となっている。
「オーストラリア市場におけるエベレスト ワイルドトラックの限定販売は、フォードのラインナップ戦略の一環として、オフロード志向の顧客層にアピールする狙いがある」と自動車アナリストは指摘する。