ヘルスグレーズ、2026年の患者体験優秀病院を発表
米国の医療評価プラットフォーム「ヘルスグレーズ」は、2026年の「アウトスタンディング・ペイシェント・エクスペリエンス賞」受賞病院を発表した。この賞は、質の高い医療とともに、患者体験の向上に優れた病院を表彰するもので、全米上位15%にあたる373施設が受賞した。
受賞病院の概要と州別ランキング
受賞病院は46州にわたり、テキサス州が最多の31施設、次いでウィスコンシン州28施設、ペンシルベニア州25施設、カリフォルニア州とオハイオ州がそれぞれ23施設で受賞した。このうち16施設は、患者体験、患者安全、総合病院ランキングの3部門で受賞する「トリプル受賞」を達成した。また、80施設は患者体験と患者安全の2部門で受賞している。
「患者体験の向上は健康アウトカムの改善に直結します。患者は医療機関を選ぶ際、体験の質を重視すべきです」
アラナ・ビッジャーズ(MPH、ヘルスグレーズ医療顧問)
受賞基準と評価方法
受賞病院の選定にあたり、ヘルスグレーズは米国疾病対策センター(CMS)に提出された「HCAHPS(病院患者体験調査)」のデータを分析した。この調査では、患者に対して以下の項目が評価される。
- 医師・看護師とのコミュニケーション
- スタッフの対応スピード
- 退院時の説明内容
- 病室の清潔さ
- 病院内の静けさ
受賞には、少なくとも100件の調査データが必要とされ、ヘルスグレーズは計10の患者体験指標を基に、全米で最も高いスコアを獲得した病院を選出した。特に、医師や看護師とのコミュニケーション、退院時の明確な説明が、患者の推奨度に強く影響することが明らかになった。
受賞が患者の意思決定に与える影響
ヘルスグレーズは、受賞が患者の医療機関選択に役立つ可能性を指摘する。ビッジャーズ氏は「このようなデータは、患者や家族がより適切な医療機関を選択するための貴重な情報源となります」とコメントしている。ただし、ヘルスグレーズは受賞が特定の病院を推奨するものではなく、患者体験スコアのみで医療の質を判断すべきではないと注意を促している。