ホンダ・パスポート TrailSportの長期テスト車を手放す前に、最大積載時の実力を確認する必要があった。多くのユーザーはキャンピングカーやボート、ATVなどを牽引するが、筆者にはその機会がなかった。家族との短いロードトリップを計画していたが、冬の悪天候で延期を余儀なくされた。

それでも、テスト車を返却する前に、最大牽引容量である5,000ポンドに迫る状態で走行性能を確認した。そのため、U-Haulの車輌トレーラーをレンタルし、息子のホンダ・シビック(手動)を載せてテストを実施。トレーラーと車輌の合計重量は約4,800ポンドで、パスポートの牽引限界に近い数値となった。乗員を含めると、わずかに限界を超えていた可能性もある。

テストは1日かけて高速道路と市街地の走行を行い、ハンドリング特性や実用的なシーン(ガソリンスタンド、ドライブスルーなど)での操作性を評価した。筆者の住むインディアナ州は平坦な地形が多いため、コロラドのような7%の坂道での性能は不明だが、限界に近い状態での牽引時の挙動を把握することはできた。

牽引システムの使いやすさ

同僚のジョー・フェデールも指摘していたが、ホンダの牽引システムは非常に実用的だ。パスポートと Ridgelineで採用されているシステムは同一で、安全チェーンのループは適度な太さで、取り付けやすい。7ピンのライトコネクターはヒッチの近くに配置されており、一部のピックアップのようにナンバープレート付近にないため、ケーブルへの負担が軽減されている。

実際の牽引テスト

U-Haulの車輌トレーラーの接続は簡単で、多くの人が経験済みだろう。トレーラーをヒッチボールに落とし、ピンをロックし、チェーンとライトを接続してテストすれば、すぐに出発できる。直後から、サスペンションを通じてトレーラーと車輌の重量を感じたが、エンジン出力の低下は感じられなかった。

過去の記事でも触れたとおり、3.5リッターV6エンジンは285馬力・262lb-ftのトルクを発揮し、5,000ポンドの牽引においても十分なパフォーマンスを提供する。高速道路と市街地の走行を通じて、ハンドリングや操作性を確認した。

今後の展望

パスポート TrailSportは、実用的な牽引性能と使いやすいシステムを備えていることが確認できた。ただし、限界に近い状態での走行はサスペンションへの負担が大きく、頻繁な使用には注意が必要だ。次回のテストでは、より実践的なシナリオでの評価を予定している。

出典: The Drive