米MSNBCの人気番組「モーニング・ジョー」の司会者、ジョー・スカーボロー氏は5月6日、ホワイトハウスの舞踏室建設に公費4億ドルを充てる共和党議員の動きを厳しく批判した。同舞踏室はトランプ前大統領の「お気に入りプロジェクト」として知られ、先週末のホワイトハウス記者協会(WHCA)ディナーで銃撃事件が発生したことを受け、議員らは「安全確保のため」と主張していた。
スカーボロー氏は番組内で「これは馬鹿げた話だ」と述べ、共和党の主張を「間違った選択肢」と断じた。また、同舞踏室を「マリー・アントワネットの舞踏室」と揶揄しながら、安全性の向上策として「より堅固な会場を選ぶべき」と提言した。
「議員らは『危険が増したから舞踏室が必要』と言うが、そもそも閣僚を一堂に集められるほど安全でない場所に再び集まるべきではない」とスカーボロー氏は指摘。南カロライナ州のリンゼー・グラム上院議員が主導する公費支援案についても、「大統領を王のように守るための舞踏室建設はナンセンス」と一蹴した。
さらに同番組の共同司会者、ジョナサン・レミール氏は「WHCAディナーはホワイトハウスのイベントではない」と強調し、仮に舞踏室が完成しても同イベントの開催場所にはならないとの見解を示した。
スカーボロー氏は、WHCAディナーの警備が意図的に手薄にされたとするワシントン・ポストの報道にも言及。2024年のトランプ氏暗殺未遂事件(ペンシルベニア州バトラー)でのミスを引き合いに出し、「安全対策の失敗は繰り返されるべきではない」と警鐘を鳴らした。
「議員たちはホワイトハウスの発表に盲目的に追従している。大統領の安全を確保するためとはいえ、納税者の金をペットプロジェクトに投じるのは間違いだ」とスカーボロー氏は結論付けた。