サウスカロライナ州選出の共和党、リンドジー・グラハム上院議員が、ホワイトハウス内に新設を計画する大統領専用舞踏会場について、記者からの鋭い指摘に激しく反発した。4月27日に行われた記者会見で、報道陣から「なぜホワイトハウス記者協会晩餐会(WHCD)と関連付けるのか」と問われたグラハム議員は、以下のように主張した。

「大統領、副大統領、下院議長、閣僚の半数が参加するのであれば、会場は重要だ。ホワイトハウス舞踏会場で開催できないという主張は、記者協会の判断次第だ」

WHCDは50年以上にわたりワシントン・ヒルトンで開催されており、プライベートな団体が主催するプライベートなイベントだ。会場の収容人数は、提案されているホワイトハウス舞踏会場の2倍以上に及ぶ。にもかかわらず、グラハム議員は「時代に対応するために施設を建設する必要がある」と強調し、公的資金4億ドルを投じる法案を推進すると発表した。

議員は「暴力を容認する風潮が広がる中、安全な会場が必要だ」と述べ、さらに「次期大統領にはヒルトンへ行かないよう勧める」と発言。しかし、実際には大統領に選択肢はなく、自身と側近、招待客のための選択肢を提供するだけだと指摘した。

この発言は、ホワイトハウス舞踏会場の建設をめぐる訴訟を司法省が棄却しようとしている矢先のものだった。グラハム議員の主張は、トランプ大統領の支持者に向けたメッセージの一環であるとの見方も強い。銃撃事件発生直後には、トランプ支持者の間で「舞踏会場が必要だ」との声が急速に広がっていた。

ジャーナリストのモリー・ジョン=ファストはX(旧Twitter)でこう皮肉った。「唯一の解決策が舞踏会場であれば、すべての問題が舞踏会場で解決すると思うのか?」