ヒューストン・ロケッツは4月28日(日本時間29日)、プレーオフ1回戦第4戦でロサンゼルス・レイカーズを115-96で圧倒し、シリーズ敗退の危機を脱した。レイカーズはリーグを代表するスター選手2人を欠く中でシリーズに臨んでおり、スウィープ(4連勝)による敗退は「お笑い」の域を出ないとされていた。
主力選手の不在が続くレイカーズ
レイカーズは、リーグMVP級の活躍を見せるルカ・ドンチッチ(ハムストリング負傷)とオースティン・リーブス(脇腹負傷)を欠いたままシリーズに挑んでいた。さらに、ケビン・デュラントも第1戦で膝蓋骨腱挫傷、第2戦で骨挫傷と左足首捻挫を負い、それ以降は全試合を欠場していた。デュラントの不在はロケッツのオフェンスに深刻なダメージを与えており、特に第2戦ではデュラントがベンチに下がった際のオフェンス効率が40にまで落ち込むなど、その影響は計り知れない。
ロケッツ、ターンオーバーを活かした速攻で勝利
第4戦でロケッツは、レイカーズのターンオーバー23回を活かした速攻で30得点を奪うなど、攻守にわたってレイカーズを圧倒した。レイカーズの主将ルーブ・ブライアントは「自分たちのオフェンスミスが響いた」と述べ、自身も2/9のシュートにとどまり、7分25秒でベンチに下がった。試合は序盤からロケッツがリードを奪い、レイカーズの逆転の望みは早々に消滅した。
アイトン退場でレイカーズの敗戦が決定的へ
レイカーズにとって致命的だったのが、第3クォーターにデアンドレ・アイトンがアルペレン・シェングンに対して頭部へのエルボーを放ち、退場処分を受けたことだ。アイトンは「汗で滑ってしまった」と弁明したが、シェングンも「少し厳しすぎる判定だった」とコメントした。アイトンは19得点10アシストと活躍していたが、この退場がレイカーズの勢いを完全に奪った。
デュラント不在でも活躍するロケッツの若手陣
ロケッツはデュラント不在という逆境の中、リーグ史上2番目に若い平均年齢のスターティングメンバーを起用し続けている。第4戦では全スターターが16得点以上を記録し、チーム全体で得点を分散させた。特に3ポイントシュートが奏功し、40%の成功率を記録した。リード・シェパードは7本中4本の3ポイントを成功させ、チームを牽引した。
第3戦の大逆転負けからの復活
ロケッツは第3戦で残り30秒で6点リードを握りながら、ジャバリ・スミス・ジュニアのミスから3本のフリースローを与えられ、その後のブライアントの3ポイントで逆転負けを喫していた。しかし第4戦では、その屈辱から立ち直り、ターンオーバーを活かした速攻と3ポイントシュートの成功で、レイカーズを圧倒した。シリーズは第5戦に持ち越され、ロケッツは勢いを保っている。