「レスリーさんへ、私は若者で、これからの人生について模索中です。気候変動の不確実性が将来設計を難しく感じます。今 passion を持って学んでいる専攻が、『終末が来たら無駄になるのでは』と不安になります。10年後の世界どころか、50年後の世界がどうなるかわからない中で、どうやって計画を立てればいいのでしょうか?」— 不安な学生

レスリーからの回答

「不安な学生さん、これはあなたの世代にとって非常に重要な問いです。この地球規模の急激な変化を目の当たりにする若者たちから、同じような声を多く聞いています。50年後の世界がどうなるかを正確に予測できる人などいません。だからこそ、その不確実性と向き合う勇気を持っているあなたは、まず自分自身を認めてあげてください。現実と未知の両方に目を向け続けることの大切さを、あなたは理解しています。」

しかし、『終末』という言葉は、可能性を閉ざす響きを持ちます。世界の終わりが決められた未来だと感じれば、何事も無意味に思えてしまうでしょう。この問題を二つに分けて考えてみましょう。一つは「実際に何が起こり得るのか」、もう一つは「その不確実性があなたの行動を阻害しているのか」です。

『Ask a Climate Therapist』は、気候変動に対する感情的な側面をどう捉え、乗り越えるかについて、気候に敏感なセラピストのレスリー・ダベンポートがお答えするコーナーです。あなたの質問もお寄せください。

変化は既に始まっている

深刻な気候変動の影響はすでに現れており、あなたが目指す分野でも避けられない変化が起こるでしょう。あなたの不安は決して過小評価されるべきではありません。不安定な未来に向けて計画を立てることは、確かに困難です。まずは、その重みを感じることを許してください。解決策をすぐに求めるのではなく、感情を受け止める時間を持ちましょう。」

未来は固定されたものではない

私たちの未来は確実に今とは違う姿になるでしょう。その中には素晴らしい変化もあれば、厳しい現実もあるかもしれません。失うものを感じることは、私たちが「全体」として在り続けるために必要なプロセスです。不安から目を背けることなく、同時に自分がまだ形作れるものを見失わないことが大切です。

しかし、あらゆる可能性を最悪のシナリオに押し込めてしまうと、私たちは身動きが取れなくなります。その凍りついた状態は、私たち自身だけでなく、行動を必要としているコミュニティや生態系にも何の利益ももたらしません。重要なのは、すべてがうまくいくと言い切ることではありません。状況が変化しても柔軟に対応できる「巧みな適応力」を身につけることです。

専攻は未来を拘束しない

あなたが passion を持って学ぶスキル、人間関係、思考の枠組み、意味を創造する力は、特定の職業に縛られるものではありません。たとえ今の専攻が将来的に役立たなくなったとしても、それらの能力はさまざまなシナリオで活かすことができます。大切なのは、特定の職業資格ではなく、あなた自身の深さと柔軟性、そして次なる貢献を模索し続ける姿勢です。

あなたの未来は、あなたが創るもの

レスリー・ダベンポートは、気候変動がもたらす不安や葛藤に向き合うためのサポートを提供しています。あなたの質問も随時受け付けています。未来が不透明だからこそ、自分らしい生き方を見つけ、行動を起こす勇気を持ちましょう。

参考:Ask a Climate Therapist: How can I balance my travel itch with guilt about emissions?

出典: Grist