先週初め、米下院では重大な不祥事疑惑により議員資格の剥奪が検討されていた議員が4人いた。そのうち、テキサス州選出のトニー・ゴンザレス議員(共和党)とカリフォルニア州選出のエリック・スワルウェル議員(民主党)は直ちに辞職した。火曜日の午後には、フロリダ州選出のシーラ・シェルフィラス=マコーミック議員(民主党)が8日間で3人目の辞職者となった。

現在、不祥事疑惑が浮上していた議員の中で唯一残っているのが、フロリダ州選出のコリー・マイルズ議員(共和党)だ。スワルウェル議員とゴンザレス議員に対する疑惑は、いずれも女性に対する不正行為、スワルウェル議員の場合はレイプ容疑に及んでいた。スワルウェル議員は「性的暴行の疑惑は完全に虚偽だ」と主張している。

シェルフィラス=マコーミック議員は昨年11月、政府資金を横領し、その一部を自身の選挙運動への違法な寄付に充てたとされる容疑で連邦大陪審から起訴された。また、下院倫理委員会の小委員会は最近、彼女とその兄弟による「段階的かつ蓄積的な腐敗のパターン」を指摘した。同議員は倫理委員会が処罰を検討する直前に辞職した。

マイルズ議員に対する幅広い疑惑

マイルズ議員は現在も下院倫理委員会の調査対象となっており、その疑惑は極めて多岐にわたる。2月に筆者が報じたプロフィールによると、マイルズ議員は以下のような疑惑に直面している。

  • 軍歴の大幅な誇張:陸軍レンジャーや陸軍狙撃手、特殊部隊資格を持つ衛生兵と自称していたが、陸軍が公開した記録ではいずれも事実無根
  • 名誉勲章の不正取得:イラクで元戦友の命を救ったと虚偽の主張をし、名誉勲章を不正に取得した疑い
  • 2023年のアイルランド滞在中の暴行:議員在任中の2023年にアイルランドを訪問中、他者を殴打した疑惑
  • 元交際相手への脅迫:元交際相手に対し、性的内容の画像を拡散すると脅し、さらに「将来のパートナーを殺す」と発言したとされる

昨年10月には、マイルズ議員が元交際相手に対し「デート暴力」を含むサイバーストーキングを行ったとして、フロリダ州の裁判官が保護命令を発令した。マイルズ議員は、これらの疑惑について刑事告訴を受けていないと主張しているが、これは事実だがミスリーディングな発言だ。マイルズ議員は保護命令の裁判で3時間以上にわたり自身の弁護に努めたが、裁判官を納得させることはできなかった。裁判官は判決の中で、マイルズ議員が交際中に録音した性的内容について「真実を語っていない」と指摘した。

昨年はこの他にも、別の交際相手に対する暴行疑惑が浮上したが、後にその女性は主張を撤回した。ワシントン・ポスト紙が最近入手したボディカメラ映像や文書によると、警察はマイルズ議員を逮捕すべく捜査を進めていた。ポスト紙によると、女性は当初、マイルズ議員との口論の末に腕にアザや顔に傷を負ったと主張し、泣きながら警官に被害を訴えていた。その後の映像では、女性が電話で話している様子が映っていた。

マイルズ議員の主張と現実

「私は一度も刑事告訴を受けたことはない。これは事実だ」
— コリー・マイルズ議員

マイルズ議員は、自身に対する疑惑について「刑事告訴を受けたことはない」と主張している。これは事実だが、倫理的・道徳的な問題が存在することは否定できない。下院倫理委員会の調査は続いており、議員としての信頼回復には程遠い状況が続いている。