自動車メディアの編集部には、毎週の恒例企画にインスパイアを与えるユニークな提案が飛び込んでくる。今週はスタッフのNate Petroeljeによる「16気筒を搭載する2台のクルマの組み合わせ」というアイデアだった。しかし、EVの抜け穴に気づいたメンバーが現れ、議論は過熱。最終的にNateは「ランボルギーニ・カウンタック、ホンダ・シビックSi、31台のシボレー・ボルトの組み合わせは、あなたたちの思うほどかっこよくない」とツッコミを入れ、2台というルールを撤回した。

このような自動車愛好家ならではのカオスが、まさにクルマ好きの集まりにつきものだ。今回は、そんな多様なニーズに応えるクルマの組み合わせを紹介する。

理想のガレージに求めるもの

理想のガレージに求めるものは人それぞれだが、筆者の場合は「異なる役割を果たすクルマ」が条件だ。時には快適性や静粛性を重視し、また別の日にはスリルや刺激を求める。具体的には、空間の広さや快適性、静けさ、そして楽しさや刺激といった要素をバランス良く満たすクルマが理想的だ。

トヨタ・センチュリー(V12エンジン搭載)

まず、V12エンジンを搭載するトヨタ・センチュリーは、贅沢な空間と快適性を提供する。広大な室内は大人数でも快適に過ごせ、長距離ドライブにも最適だ。まるでバブル経済期の日本の実業家のように、優雅な移動を楽しめる一台だ。

アルピーヌ・A110(リアエンジン・フランス製スポーツカー)

一方で、アルピーヌ・A110は、フランスらしい個性とラリーでの活躍で知られるクルマだ。リアエンジンにチューンされたルノーエンジンの轟音と、1960年代のラリーで活躍したタフなボディが魅力。毎朝ガレージを開けるたびに、日本語で「行くぞ!」とフランス語で「 Vive la France!(フランス万歳!)」のどちらを叫ぶか迷うだろう。

スーパーカーと電気自動車の組み合わせ

筆者のNate Petroeljeは、1990年代のスーパーカーと電気自動車の組み合わせを提案する。具体的には、シゼータ・モロデル V16Tキャデラック・リリックV(エメラルドレイクメタリック)の2台だ。

キャデラック・リリックVは、洗練されたスーパーカーのような走りと十分な室内空間を兼ね備えている。さらに、シゼータ・モロデル V16Tは、ジョージ・モロダーのデジタル完璧音楽を聴くのに最適な、極めて希少なスーパーカーだ。

多様なニーズに応える3台の組み合わせ

編集部のIsaac Shapiroは、3台のクルマで16気筒を超える組み合わせを提案する。まずはアウディ・RS6(C6世代、5.0L V10エンジン)。570馬力を誇る重量級のワゴンで、残りの2台でバランスを取る必要がある。

2台目はKAMM 912。4気筒ながら軽量で、サーキットや田舎道での走りを楽しめる一台だ。そして3台目はシトロエン・2CV。シンプルさと独特の魅力で、ゆったりとしたドライブに最適だ。過去に家族で所有していた経験もあり、その魅力を再評価したいという思いも込められている。

出典: Hagerty