イギリスの伝統的自動車メーカー、モーガンはこのほど、新型「スーパースポーツ400」を発表した。同社の現行モデルで最も高価な量産車であり、最高出力402馬力(406PS)を発揮するBMW製3.0L直列6気筒ターボエンジン「B58」を搭載。同エンジンはトヨタ・GRスープラにも採用されていることで知られる。
このエンジンにより、スーパースポーツ400は0-100km/h加速3.6秒を達成。従来モデルと比較して0.2秒短縮されており、その性能は現代のスポーツカーに引けを取らない。その一方で、1930年代を思わせるレトロなデザインはそのままに、最新のアルミニウム製シャーシを採用するなど、内部構造は最先端技術で進化している。
最新技術を纏ったクラシックデザイン
動力はリアホイールに伝達され、ZF製8速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。また、リアデフにリミテッドスリップ機能を追加することも可能だ。
標準装備の「ダイナミック・ハンドリングパック」には、改良されたサスペンションジオメトリー、鍛造19インチスポーツライトホイール、ミシュラン・パイロットスポーツ5タイヤが含まれる。さらに、24段階の調整が可能なニトロンダンパーも装備され、路面状況に応じた最適な設定が可能となっている。
外観と内装のアップデート
外観面では、フロントフェンダーベントの新デザインにより空力性能が向上。さらに、ボディ下部のコントラストカラー塗装やアクティブ・パフォーマンスエグゾーストシステムが採用され、従来のスーパースポーツとの差別化が図られている。ブロンズカラーのホイールはオプションで、995ポンド(約1,350ドル)の追加費用がかかる。
内装はアナログ志向を維持しつつ、現代的なアップデートが施されている。新たなアルカンターラトリムや専用ステッチ、カスタムメーターが採用され、見た目はクラシックながら、その裏では最新の電子機器が稼働している。また、BMW純正のシフトレバーに代わり、アルミ製の専用シフトレバーをオプションで選択できるようになった。
価格とカスタマイズ性
スーパースポーツ400の英国国内価格は、税込みで13万5,558ポンド(約18万3,200ドル)から。従来のスーパースポーツ(税込み10万5,723ポンド)と比較して大幅にアップしている。生産は英国ウスターシャー州モールバーンにあるモーガン本社工場で開始され、1台1台ハンドメイドで製作されるため、完全なカスタマイズが可能となっている。