米国のプロフットボールリーグ「NFL」は4月17日、連邦通信委員会(FCC)の幹部らと会談し、ライブ中継のメディア配信戦略について説明した。同戦略は、リーグ創設以来50年以上にわたり、リーグの成長と人気を支えてきたとしている。

NFLは同日付の書簡で「リーグは常にファンを最優先に活動しており、その象徴がメディア配信戦略だ」と主張。全米2億人以上のファンが同戦略の恩恵を受けているとした。特に、ホームタウンの地元テレビ局による無料放送が主流で、過去20年間でその割合は87%を超えていると述べた。

同書簡では「各チームが個別に放映権を交渉すれば、視聴者の混乱とコスト上昇を招く」と指摘。また、2015年から2025年にかけてテレビ視聴率が77%から47%に低下する一方で、ストリーミング視聴率は23%から53%に上昇したとのデータを提示した。この間、有料テレビ加入世帯数は9900万世帯から6500万世帯に減少したが、2025年のテレビ番組ランキング上位100番組のうち86番組がNFL中継だったと強調した。

具体的な視聴実績として、Amazon Prime Videoで放送される「Thursday Night Football」が前年比16%増の平均1540万人の視聴者を獲得。同サービスの加入者数は約1億8000万人に達している。また、CBS、Fox、NBCの日曜夜のNFL中継もそれぞれ11%、6%、11%の視聴者増を記録した。

NFLは「この戦略はファン、地元放送局、32チーム、そしてリーグの競争力強化に貢献している」と結論付けた。

出典: The Wrap