米国のシンクタンク「カトー研究所」は5月22日午後2時から3時(米東部時間)にかけて、オンラインイベント「トランプ対バーバラ:最高裁における出生権市民権」を開催する。参加は無料で、一般公開される。

イベントには、移民法の専門家であるカリフォルニア大学アーバイン校のガブリエル・チン教授、歴史学者ポール・フィンケルマン氏(トレド大学)、そして同研究所のダン・グリーンバーグが登壇。グリーンバーグ氏が司会進行を務める。

同事件は、不法滞在者の子どもに対する出生権市民権の適用を巡り、米最高裁で4月1日に口頭弁論が行われた。専門家らは、この問題の法的・歴史的背景について議論を深める。

トランプ政権の主張が憲法の根幹を揺るがす可能性

同事件に関する最近の論考で、チン教授は、トランプ政権が主張する出生権市民権の制限が、解放された奴隷とその子どもたちにも適用されかねないと指摘。これは憲法修正第14条の「市民権条項」の目的を根本から覆すものであり、同条項の原意に反すると論じた。この主張は、トランプ側の立場が憲法の解釈上、致命的な欠陥を抱えていることを示すものだ。

カトー研究所のイベントは、最高裁の判断を前に、同事件の法的・歴史的意義を広く議論する貴重な機会となる。

出典: Reason