NHLのタンパベイ・ライトニングにとって、ブランドン・ハーゲルは欠かせない存在だ。この4年以上にわたりチームの屋台骨を支え続けるハーゲルは、リーグ屈指の36ゴールを記録した今季、その存在感をさらに高めている。
2024年のスティーブン・スタンボス離脱と今季序盤のブレイデン・ポインターの負傷により、ライトニングの攻撃陣は大打撃を受けた。そんな中、ハーゲルはその穴を埋める活躍を見せ、昨季は90ポイントを記録した。今季はさらに上を目指し、キャリアハイとなる36ゴールをマーク。チームは9年連続のプレーオフ進出を決めた。
下位指名からの飛躍:ライトニングの勝利モデル
ハーゲルの成長は、シカゴ・ブラックホークスからのトレードを機に始まった。当時は下位指名選手だった彼を、ライトニングは見逃さなかった。その後、リーグのサラリーキャップ制が厳しくなる中でも、ハーゲルはスター並みの活躍を維持し、チームの勝利モデルを象徴する存在となった。
「頭を蹴られたことも多い」とハーゲルは今週、ザ・アスレチックのインタビューで語った。これは比喩的な表現かもしれないが、彼の闘志は誰の目にも明らかだ。昨年のUSAカナダ4ネイションズで、ライバルのマシュー・テカチュクとの激しい対決は、国際舞台での彼の名を広めた。
プレーオフでの活躍:カナダ人を圧倒する存在感
今季のプレーオフ、カナディアンズとのファーストラウンド第1戦で、ハーゲルは2ゴールを決め、オーバータイムへと試合を導いた。第2戦では、まず距離からの奇抜なシュートで先制ゴールを奪い、第3ピリオドにはゾーン維持に貢献。その後、ニキータ・クチロフの同点ゴールをアシストするなど、チームの3-2の勝利に大きく貢献した。
その中でも特に印象的だったのが、ゴーディ・ハウ・ハットトリック(ゴール、アシスト、ケンカ)を達成したプレーだ。この活躍で、ハーゲルはカナディアンズの選手たちが最も消したい「 smirk(得意げな表情)」をさらに際立たせた。
ハーゲルの今後:ライトニングの未来を担うスター
27歳のハーゲルは、まだ若いながらも、リーグを代表する選手へと成長した。彼の活躍は、ライトニングがサラリーキャップの厳しい時代においても、優れた選手を獲得し続ける戦略の成功を示している。今後も、彼の存在はチームの勝利に欠かせないものとなるだろう。