米テキサス州ヒューストンの連邦地裁、ジョージ・ハンクス・ジュニア判事は12日、FBI長官カシュ・パテル氏が起こした名誉毀損訴訟を却下する判決を下した。

パテル氏は昨年6月、元FBI幹部フランク・フィグリウッツィ氏が昨年5月にMSNBCの番組「モーニング・ジョー」で発言した「パテル氏はFBI本部よりナイトクラブにいることが多い」というコメントに対し、名誉毀損で7万5,000ドル以上の損害賠償を求めて提訴していた。

ハンクス判事は10ページにわたる判決文で、フィグリウッツィ氏の発言は「修辞的誇張」であり、名誉毀損には該当しないと結論づけた。また、「パテル長官は主張を立証できておらず、訴訟は却下されるべきだ」と述べた。

フィグリウッツィ氏の代理人弁護士マーク・フラー氏は、この判決を「報道の自由と憲法修正第1条の勝利」と評価した。FBIはコメントを控えた。

一方、パテル氏は判決翌日に、雑誌「ジ・アトランティック」を相手に2億5,000万ドルの名誉毀損訴訟を起こした。同誌は先週の記事で、パテル氏が飲酒により職務に支障をきたしたと報じ、セキュリティ要員が起こそうとしても反応が鈍かったエピソードを紹介していた。

パテル氏は火のような記者会見で反論し、「フェイクニュース集団が騒ぎ立てれば立てるほど、私は自分の仕事を全うしている証拠だ」と述べた。また「私はFBI本部で一番早く出勤し、一番遅く帰る」と主張し、同誌の報道内容を「完全な嘘」と否定した。

「ジ・アトランティック」は声明で「報道の正当性を信じており、不当な訴訟に対して断固として戦う」とコメントした。

出典: The Wrap