米国自動車市場で、セダンの販売回復が鮮明になっている。ホンダはこのほど、セダン「アコード」の販売が4月に前年同月比で42%増加したと発表した。2026年の年間累計でも27%増を記録し、セダン市場の復活を象徴する動きとなっている。
特にハイブリッド版のアコードは、前年同期比で27%増と好調を維持。同セグメントに関しては、これまで常に悪いニュースばかりが報じられてきたが、今回の数字は明るい兆しだ。
一方の「シビック」も堅調で、2026年の累計販売は前年同期比0.1%増を記録。ホンダにとっては小幅ながらも明るい材料となった。ただし、同社のSUVラインアップの多くは軒並み不振に陥っており、唯一の例外が常に人気の「CR-V」で、同車は3%増とわずかなプラス成長を維持した。
その他のSUVモデルでは、ピックアップトラックの「リッジライン」が15.7%減、ミニバンの「オデッセイ」が23%減と、軒並み販売が落ち込んでいる。また、新型EV「プロローグ」は18.4%減と低迷が続き、市場からの撤退も示唆されている。
トヨタ「カムリ」も18%増、セダン市場の動向に注目
こうした動きはホンダに限った話ではない。ライバルのトヨタも、4月に「カムリ」の販売が前年比18%増を記録した。ハイブリッド車「プリウス」からの乗り換え需要もあり、セダン市場全体の回復がうかがえる。
専門家らは、ガソリン価格が再び高騰すればこの流れは一転する可能性があると指摘するが、現時点ではセダン人気の持続が期待されている。今後、セダン市場が本格的に復活するのか、注目が集まる。
出典:
The Drive