イタリアの高級スポーツカー専門メーカー、ランボルギーニは、新型「レヴエルート SV」のテストを開始した。同モデルは、既存のプラグインハイブリッドシステムをさらに強化し、出力と走行性能を大幅に向上させることが予想される。
プラグインハイブリッドシステムの強化で1200馬力超えも
レヴエルート SVは、6.5リッターV12エンジンに3基の電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載。既存モデルと同様の8速デュアルクラッチトランスミッションとリチウムイオンバッテリーを採用し、現在の出力は1,001馬力(747kW / 1,015PS)を記録している。最高速度は時速350kmを超える見込みだ。
しかし、SVモデルではさらに出力が向上する可能性が高い。過去のSVシリーズ(例:アヴェンタドール SVの740馬力)との比較から、レヴエルート SVは1,184馬力(883kW / 1,200PS)前後の出力に達するとの見方が浮上している。ただし、過去の実績から判断すると、実際の出力はそれよりも控えめな可能性もある。
空力性能と軽量化に注力
外観面では、フロントバンパーのデザイン刷新や、大型スプリッター、三角形のエアインテーク、サイドマウントフィンの追加など、空力性能の最適化が図られている。リアには大型ウイングとテールライト上部の新たなベントが確認できるほか、六角形のフレーム内に丸型のエグゾーストテールパイプを配置した排気システムも採用される見込みだ。
内装面では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと8.4インチのインフォテインメントシステムを搭載するが、軽量化のためにスポーツシートの採用、カーペットや防音材の削減、さらには前席9.1インチディスプレイの廃止などが検討されている。
「注意:高速車両」の警告表示が象徴する存在感
プロトタイプは、従来のカモフラージュを排し、「Attenzione Macchina Veloce」(注意:高速車両)というメッセージをボディに掲げている。これは、ランボルギーニが「スーパー・ヴェローチェ(Super Veloce)」の名を復活させることを示唆する、象徴的な演出だ。
今後、レヴエルート SVはさらなるテストを重ね、2024年後半から2025年にかけて発売される予定とされている。ランボルギーニにとって、電気自動車(EV)からの転換を図る中で、プラグインハイブリッド技術を駆使したハイパフォーマンスモデルの投入は、同社の伝統を継承しつつ、新たな時代への橋渡しとなる重要な一歩となるだろう。