中国自動車業界、過剰生産能力が深刻化
中国自動車業界は長年にわたり過剰生産能力の問題に悩まされてきた。2023年の新車販売台数は約2300万台だったが、年間生産能力は5550万台に達する。この需給ギャップが価格競争を激化させている。
当局の警告も無効、価格競争は加速
中国当局は昨年、主要自動車メーカーに対し価格競争の自粛を要請したが、効果はなかった。Bloombergのデータによると、BYDは3月に平均10%の値下げを発表。GeelyとCheryも15%の値引きを継続している。
「自己破壊的な競争」を懸念
「顧客にとっては良いように見えるが、実際はメーカーが損失を被っている。業界全体に悪影響を及ぼす」
国際自動車工業連合会事務局長 フランソワ・ルーディエ
サプライヤーへの支払い遅延が困難に
かつて自動車メーカーはサプライヤーへの支払いを数ヶ月遅らせることで資金繰りを維持し、大幅な値引きを実施していた。しかし当局の介入により、支払いサイトが短縮され、メーカーの負債が増加。BYDの負債比率は25%に達している。
輸出拡大で打開策模索
中国のEV輸出は昨年、前年比2倍以上に増加。しかし業界関係者は「価格競争が続けば、多くのブランドが倒産する可能性がある」と警鐘を鳴らす。
出典:
CarScoops