2000年代初頭のGM重量級トラックにとって、PYOホイールは欠かせない存在だった。短くスロットが入った独特のスポークデザインは、当時のトレンドを象徴するアイテムのひとつであり、部族模様のタトゥーと並ぶほどの存在感を放っていた。
しかし、当時の純正品は入手困難な状況が続いている。そんな中、イリノイ州に拠点を置くWehrli Custom Fabricationが、そのPYOスタイルのホイールを再現し、販売を開始した。
販売中のPYOスタイルホイールの仕様
- サイズ:17×8.5インチ(純正より1インチ高く、2インチ幅広)
- オフセット:+18
- バックスペース:5.5インチ
- 仕上げ:ポリッシュ、パウダーコート、エポキシプライマーから選択可能
- 価格:通常3,196ドルのところ、現在2,876ドルで販売中
このサイズは現代のタイヤ規格に合わせて設計されており、Wehrliによれば、33インチや35インチのタイヤを装着してもタイヤが膨らみすぎることなく収まるという。
対応するボルトパターンは、8×6.5インチ(GMT800および初期型GMT900重量級トラック用)と6×5.5インチ(セミトントラック用)の2種類を用意している。
GMT800・GMT900プラットフォームとは
GMT800プラットフォームは、1999年から2006年までGMのフルサイズトラックおよびSUVに採用されていたモデルで、その後も数年間はハマーH2に引き続き使用された。一方のGMT900プラットフォームは2007年から2013年まで採用されていた。
これらのプラットフォームを基にしたトラックは、洗練されたデザインで当時のショー・トラックシーンを席巻した。また、後継モデルと比較して構造がシンプルであり、当時のインフォテイメント機器の普及がまだ進んでいなかったことも特徴のひとつだ。さらに、シボレー・アバランチやキャデラック・エスカレードEXTなどのモデルにも採用され、現在のGM電気トラックで再び注目を集めている「ミッドゲート」機能を初めて導入したモデルでもあった。
PYOホイールの復活
PYOホイールは、当時のトラックとともに名を馳せた存在だ。そのデザインが鍛造アルミ製で現代的なサイズにアップデートされ、かつてよりもさらに進化した形で再び市場に戻ってきたことは、ファンにとって喜ばしいニュースと言えるだろう。