2000年代のGMトラック用PYOホイールの入手に悩まされているユーザーに朗報だ。米イリノイ州デカーブに拠点を置くウェールリ・カスタム・ファブリケーションが、オリジナルのPYO風アルミホイールの復刻版を発売した。しかも、17インチサイズで大型の現代タイヤ(33インチ・35インチ)にも対応し、GMハーフトンピックアップにも装着可能な仕様となっている。
同社のPYO風ホイールは、工場出荷時のホイールよりも1インチ高く、2インチ幅広の17×8.5インチサイズで、オフセット+18、バックスペース5.5インチを採用。これにより、タイヤのバルーニング(接地面が凸型に膨らむ現象)を防ぎ、トレッド中央部の偏摩耗を抑制する。現在、4本セットが2,876ドル(セール価格、通常3,196ドル)で販売されており、送料は無料となっている。
対応車種と仕様の詳細
PYOホイールは主にGMの3/4トンピックアップ(GMT800、一部GMT900)で有名だが、ウェールリの復刻版は6×5.5インチ(6穴)と8×6.5インチ(8穴)の2タイプを用意。これにより、現代のシルバラードやシエラなどのハーフトンピックアップにも装着が可能だ。なお、センターキャップとバルブステムは別途手配が必要となる。
高強度アルミ合金と認証取得
ウェールリのPYO風ホイールは6061アルミ合金(T6熱処理)製で、マグネシウムとシリコンを配合し、高強度化を図っている。この合金は1930年代に開発され、現在でも広く使用されている。さらに、SAE J2530認証を取得しており、放射状・コーナリング疲労、衝撃、ねじり強度などの自動車技術者協会(SAE)基準を満たす。同社によると、これらのテストにおいて、オリジナルのPYOホイールを上回る性能を発揮するという。車両総重量とタイヤの重量制限に注意すれば、従来通りの牽引性能を維持できる。
価格と納期、カスタムオプション
価格は高額だが、ウェールリのPYO風ホイールは手軽に交換できるプラグアンドプレイ仕様となっている。4月分の先行受注は完売しており、次回出荷は6月中旬を予定している。また、パウダーコーティング仕上げ(500ドル追加)を希望する場合は、納期が10~15営業日延長される。
人気デザインの現代版復刻
ホイールデザインの現代版復刻は、その人気を測る一つの指標といえる。これまでにトランス・アメの「スノーフレーク」、マツダ・ミアータの「デイジー」、ミニライト、トルク・スラストなどが成功を収めており、今回のPYO風ホイールもその仲間入りを果たした。では、あなたが次に復刻を望むホイールデザインは何だろうか?