米CBSは2025年7月、「ザ・レイトショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」の打ち切りを発表した。同局はその理由を「深夜番組市場の厳しい状況下における財務的な判断」と説明したが、打ち切りの直前にはコルベアが番組内でCBS傘下の「60ミニッツ」がトランプ前大統領との1600万ドルの和解金を支払った件を「巨額の賄賂」と批判していたことから、政治的な圧力が背景にあったのではないかとの憶測が広がった。

コルベアは8月26日付のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、この打ち切りについて「2つの真実が同時に存在しうる」と述べた。CBSが財務的な理由を主張する一方で、打ち切りのタイミングがトランプ政権への配慮と受け取られても仕方ない状況だったとの見方を示したのだ。

「CBSの主張を否定するつもりはありません。その一方で、多くの人が疑問を抱くのも理解しています」とコルベアは語った。同氏はさらに、CBSが2023年に番組の延長契約を強く求めてきたにもかかわらず、打ち切りが決まったことについても触れ、「何かが変わったのです」と述べた。

CBSは2023年、コルベアに対し最大5年間の番組延長契約を提案したが、最終的に3年契約で合意。コルベアは今回のインタビューで、打ち切りの理由について「どちらかが正しいとは断言できません」と述べ、CBSとの関係悪化を避ける姿勢を示した。

「私はCBSとの関係を良好に保ちたいのです。11年間にわたり素晴らしいパートナーシップを築いてきました。感謝の気持ちで終わりたい」とコルベアは述べた。

また、同インタビューではトランプ政権が「ザ・レイトショー」を含む深夜番組を「不当に党派的」と批判していることについても言及。コルベアはこれに対し、「トランプ氏が共和党員であること自体には問題ありません。私が問題にしているのは、彼が」

出典: The Wrap