レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングス(Hertz Global Holdings)は、Uberとの提携を発表し、自動運転ロボットタクシー事業に参入する。新たに設立された子会社「オロ・モビリティ(Oro Mobility)」を通じて、Uberの自動運転タクシープログラムの運用管理を担う。
同プログラムでは、ルシッド・モーターズ(Lucid Motors)の電気自動車「ルシッド・グラビティ(Lucid Gravity)」に、Nuro社の自動運転ハードウェア・ソフトウェアが搭載される。ハーツは車両の資産管理、充電、メンテナンス、修理、清掃、デポスタッフの配置など、日常的な運用業務を担当する。
現在、Uberの自動運転タクシーサービスはロサンゼルスとサンフランシスコで既に稼働しており、今夏までにニュージャージーでも開始される予定。また、Uberはルシッドに対して少なくとも35,000台のグラビティを発注しており、これまでに5億ドルを投資している。
ハーツは近年、事業の近代化を進めてきたが、AI検査スキャナーの導入などで顧客からの不満もあった。しかし、今回の提携は、所有からシェアリングへと移行するモビリティの変化に対応した戦略的な動きといえる。同社は過去5年間でテスラやポルスターを大量に導入したが、多くを売却するなど、事業転換を模索してきた。
ハーツの動きは業界初ではなく、アビスも昨年、グーグル傘下のウェイモと同様の提携を発表している。自動運転技術の進展とともに、レンタカー業界のビジネスモデルも大きく変化しつつある。
出典:
The Drive