2月28日、米国とイスラエルによる奇襲攻撃で、イラン沿岸のミナーブとラメルドの町にある小学校と体育館がミサイルで攻撃された。その中で、体育館で練習中だった女子バレーボールチームの選手たちが被災し、多くの負傷者と死者が出た。

ミール・デフダシュは娘のロバーブが通う高校のバレーボールチームが体育館で練習していた際、近所の住人が攻撃を知らせに来たという。現場に駆けつけた彼は、負傷者が血を流し、意識を失ったり、絶叫を続ける様子を目の当たりにした。「彼らの声は耳をつんざくほどだった」と語る。その後、ロバーブが死亡したことを知った。

この攻撃をきっかけに、中東全域で戦火が広がり、市民の生活は一変した。3月から4月にかけて、紛争当事者の双方に属する市民に取材を行ったところ、爆撃下の生活と戦争がもたらす人的被害について語られた。取材対象者の多くは安全を確保するため、名前を変更している。

爆撃下の日常:市民の証言

ホセイン(20代、イスファハーン在住)は、2月28日の朝、家族が「外国からの攻撃」について話しているのを聞いた。彼らは街を離れようとしたが、高速道路沿いのラジオ塔が戦闘機によって爆撃され、引き返さざるを得なかった。爆発音と同時にラジオが途絶えたという。「今日は正午に、通りの突き当たりにあるモスクが攻撃された。でも私たちは無事だ。愛とキスを込めて」と、テヘラン在住のセピーデは米国在住の親戚にメッセージを送った。続けて「今はあらゆる場所が攻撃されている。どこも安全ではない。でも心配しないで、私たちは無事よ」と書き添えた。

アメナ(パレスチナ系米国人、エルサレム在住)は、イランによるミサイル攻撃の警報で、戦争初日の朝に目覚めた。「カリフォルニアにいる妹に、爆弾が落ちて窓が揺れる音がどんなものか説明できる? 心に根付く恐怖が消えることはない。私たちは常にストレス状態にあるの」と語った。「どこに行っても警報が鳴るかもしれないし、避難場所がどこにあるかもわからない。どこにいても安全ではないのよ」

戦争は孤独を生む。新たな検問所が設置され、移動が制限される中、市民たちは日常生活を奪われ、不安と恐怖の中で暮らしている。

出典: Reason