防衛省は、段ボールを主材料とした低コスト戦闘ドローン「AirKamuy 150」の実戦配備を発表した。防衛大臣の小泉進次郎氏は4月27日、海上自衛隊が既に標的として運用を開始していることを明らかにした。
同ドローンは、段ボール素材を活用した固定翼機で、Amazonの配送箱と同等の素材で製造されている。防衛省は、迅速な量産と低コスト化を目指し、専門的な航空機メーカーに依存しない製造体制を構築した。
防衛大臣のX(旧Twitter)投稿によると、海上自衛隊は既に標的として運用を開始しており、その用途は防衛訓練やデコイとしての活用が想定される。
「今日は段ボール製ドローンで有名なエアカムイの皆さんと意見交換をさせて頂きました。海上自衛隊では既に標的として活用しています。ドローンをはじめとする無人アセットを世界で最も駆使する自衛隊を目指す上で、防衛分野に意欲あるスタートアップの皆さんと連携強化は不可欠です。」
— 小泉進次郎 (@shinjirokoiz) 2026年4月27日
同ドローンの価格は1機あたり2,000~2,500米ドル(約30万~37万円)で、イランのイスラム革命防衛隊が運用する「Shahed」ドローン(2万~5万ドル)と比較して圧倒的に低コストだ。また、折りたたみ式で、箱から出して5分程度で組み立てが完了する。動力システムは基本的なものながら、最高時速62マイル(約100キロ)で80分間の飛行が可能だ。
AirKamuyのCEO、山口拓海氏はNHKの取材に対し、「低コストで大量かつ長距離飛行が可能なドローンへの需要は高い。段ボール加工機があれば誰でも製造できるため、大量生産とサプライチェーンの強化が期待できる」と語った。
防衛省は、今後も段ボール製ドローンの活用を拡大し、防衛費の抑制と迅速な配備を目指す方針だ。
出典:
Futurism