米国下院議員のシェイラ・シェルフィウス=マコーミック(民主党、フロリダ州選出)は5日、下院を辞職した。同議員は倫理委員会が処分を発表する直前の措置だった。
倫理委員会によると、同議員は2020年のパンデミック時に連邦緊急事態管理庁(FEMA)から提供された500万ドル(約5億円)の救済資金を不正に流用し、選挙資金に充てたとされる。さらに、自身の贅沢品購入(ダイヤモンドの指輪など)にも充当していた疑惑が明らかになっている。
委員会は同議員に対し、25件の倫理違反で有罪判決を下し、15件の連邦起訴も行われていた。
議員の主張:不当な手続きと「魔女狩り」
同議員はX(旧Twitter)に投稿した声明で、倫理委員会の対応を批判。「新しい弁護士が防御準備のための時間を求めたにもかかわらず、委員会はこれを拒否し、不当な手続きを強行した」と述べた。さらに「刑事告発が係属中であるにもかかわらず委員会が手続きを進めたことで、私は十分な弁護ができなかった。これは明らかな魔女狩りであり、デュー・プロセスの権利が踏みにじられた」と主張した。
相次ぐ議員辞職、3人目
同議員は先週、辞職した3人目の議員となった。民主党のエリック・スワルウェル議員は複数のセクハラ疑惑、共和党のトニー・ゴンザレス議員は元スタッフとの不倫とその自殺に関連する不適切なメッセージのやり取りでそれぞれ辞職に追い込まれた。
トランプ前大統領に恩赦を求めるも
同議員は昨年12月のホワイトハウスクリスマスパーティーでドナルド・トランプ前大統領に直接恩赦を求めたが、実現しなかった。共和党のナンシー・メイス議員とグレッグ・ステューベ議員は同議員の除名を求めていたが、同議員は辞職により免れた。なお、メイス議員とコリー・ミルズ議員も倫理委員会の調査対象となっているが、辞職には至っていない。