CDCが発表した backyard poultry 関連 Salmonella 感染症の概要
米疾病対策センター(CDC)は、backyard poultry(家庭菜園用の鶏やアヒル)に関連した Salmonella 感染症の拡大を確認し、4月23日に最新の調査結果を発表した。感染は13州に拡大しており、34人が確認されている。このうち13人は入院したが、死亡例は報告されていない。
薬剤耐性株の確認と感染源
CDCによると、今回の感染は Salmonella Saintpaul 株によるもので、 fosfomycin に耐性を持つことが判明した。さらに、8人のサンプルからは chloramphenicol、streptomycin、sulfisoxazole、tetracycline など、他の抗生物質にも耐性を示す株が確認されている。
CDCは、感染者の約80%が backyard poultry との接触歴を報告しており、実際に backyard poultry からも同じ Salmonella 株が検出されたとしている。
感染者数と拡大状況
CDCの4月23日現在の発表によると、感染者は34人で、このうち13人が入院したが、死亡例はない。しかし、CDCは実際の感染者数はこれよりも多い可能性があると指摘している。その理由として、Salmonella 感染の確認には3~4週間かかることや、多くの人が症状が軽く医療機関を受診しないことが挙げられる。
感染が確認された州と感染者数
- ミシガン州:6人
- オハイオ州:5人
- ウィスコンシン州:5人
- ケンタッキー州:3人
- メイン州:3人
- インディアナ州:3人
- メリーランド州:2人
- ウェストバージニア州:2人
- イリノイ州:1人
- フロリダ州:1人
- ミシシッピ州:1人
- ニューハンプシャー州:1人
- テネシー州:1人
Salmonella 感染症の主な症状
CDCによると、Salmonella 感染症の主な症状は以下の通りだ。
- 水様性下痢(血液や粘液が混じることもある)
- 激しい腹痛
- 頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 食欲不振
症状は通常、6時間から6日間の潜伏期間を経て発症する。
CDCからの注意喚起と予防策
「backyard poultry を飼育している方は、衛生管理に十分注意し、生卵や生肉の取り扱いには細心の注意を払ってください」
CDCは、感染リスクを最小限に抑えるために、以下の予防策を推奨している。
- 鶏やアヒルとの接触後は、必ず石鹸で手を洗う
- 生卵や生肉を扱う際は、十分に加熱する
- backyard poultry の飼育環境を清潔に保つ
- 子供や高齢者、免疫力が低下している人は特に注意する