米ニューヨーク連邦地裁のルイス・カプラン判事は10日、FTX創業者サム・バンクマン=フリード被告による新たな裁判の要求を却下する判断を示した。判事は、バンクマン=フリード被告が主張する「新たな証人や証拠」について、「根拠のない陰謀論」と厳しく批判し、法廷時間の浪費につながると指摘した。
カプラン判事は判決文で、バンクマン=フリード被告が2024年に「米史上最大級の金融詐欺」を主導したとして25年の実刑判決を受けたことを改めて強調。詐欺、証券詐欺の共謀、商品詐欺、マネーロンダリングなど全ての容疑で有罪判決が確定していると述べた。
バンクマン=フリード被告は、ジョー・バイデン政権下の司法省が証人を脅迫し、証言を拒否させたり、偽証させたりしたと主張していた。また、カプラン判事の忌避も求めていたが、これらの要求は全て退けられた。
判事は、バンクマン=フリード被告が既に別の裁判所に控訴中であることも指摘。その上で、新たな裁判の要求は「最後の手段としての自己弁護」に過ぎず、実質的な根拠がないと断じた。
「被告の主張は、法廷の時間を浪費するだけの、根拠のない陰謀論に過ぎない。控訴審で争うべきだ」
— ルイス・カプラン判事
出典:
Ars Technica