「バルガスについて書かないようにしていた」と、ベースボール・プロスペクタスのファンタジーベースボール担当ライター、マイケル・ウォータールーは先週述べた。彼は34歳で、ファンタジー選手の大半がここ2週間で初めて彼の名前を知った存在だ。これまでのキャリアで1,400回近い打席数を積み重ねてきたが、その成績は持続可能なものではなく、真の実力を反映したものでもないと彼は確信している。

ウォータールーがバルガスについて書かなかった理由はそれだけではない。ファンタジーのウェイバーで獲得可能な選手でありながら、短期的な貢献が期待できる選手を取り上げる記事の文脈で、バルガスに言及すること自体が、彼の特異な存在を示す証左でもあった。今シーズン開幕から27試合連続安打を記録していたバルガスだが、初の無安打で記録が途絶えたことで打率はリーグ最高の.388に留まった。彼の打撃スタイルは、ルイス・アラエスのような「コストパフォーマンス重視」の選手に近い。四球は少なく、三振もほとんどなく、ストライクゾーン内外を問わずボールに鋭くバットを当てるコンタクト能力に長ける。

こうした選手は実際のMLBチームにとっては貴重だが、プロとしての安定性を保証するものではない。バルガスは2015年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約しMLBにデビューしたが、その前は独立リーグやカージナルス傘下のマイナーで過ごしていた。ダイヤモンドバックスとの契約当時、彼は23歳でアトランティックリーグでOPSが6で始まる成績だった。2017年には早くもMLBに昇格を果たした。

バルガスが毎年MLBで試合に出場していることは、彼の選手生活の不安定さを物語っている。ダイヤモンドバックスは2020年に金銭トレードで彼を放出し、2021年に再獲得。その間、ツインズ、カブス、パイレーツでプレーした。彼の成績は出場機会が増えるほど向上したが、決してリーグ平均に近づくことはなかった。2022年にカブスとナショナルズで過ごしたシーズンを除けば、その傾向は顕著だった。

「バルガスのような選手は、MLBチームにとっては貴重な存在だが、ファンタジー選手にとっては一時的なブームで終わる可能性が高い」とウォータールーは指摘する。
出典: Defector