全米のスモーキーボーンズが一斉閉鎖、顧客と従業員が戸惑う
米国のバーベキューレストランチェーン「スモーキーボーンズ・バー&ファイアグリル」が、4月28日に突如全店舗の閉鎖を発表した。インディアナ州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州など複数の地元メディアが報じており、顧客や従業員が店舗を訪れたところ、施錠されて閉店のお知らせが掲示されていたという。
インディアナ州フォートウェインの店舗に掲示されていたお知らせには、「当店は2024年4月28日をもって永久閉店となりました。長年にわたりご愛顧いただきましたお客様に心より感謝申し上げます」と記されていた。また、同社のウェブサイトに掲載されている店舗検索ツールでも、全店舗の営業時間が「閉店」と表示されていることが確認された。対象は全米15州に及ぶが、すべての閉鎖が恒久的なものかは現時点で不明だ。
FAT Brandsの破産申請が背景に
スモーキーボーンズは、ファストフードチェーン「ファットバーガー」や「グレートアメリカンクッキー」などを傘下に持つFAT Brandsの子会社、Twin Hospitality Groupが運営していた。FAT Brandsは2024年1月に連邦破産法第11章の適用を申請し、資本構造の強化を図るとしていた。同時にTwin Hospitality Groupも破産申請を行っていたが、当初は他のブランドの店舗は通常営業を続けると発表していた。
しかし、3月にはFAT Brandsが資産の売却を検討していると報じられ、今週の裁判所文書で買い手が見つかったことが明らかになった。スモーキーボーンズの閉鎖は、この動きと関連している可能性が指摘されている。
業界に与える影響と今後の展望
スモーキーボーンズは1990年代後半に設立され、米国中部を中心に展開していたが、近年の業績不振が続いていた。FAT Brandsは、破産手続きを通じて経営再建を進める方針だったが、スモーキーボーンズの閉鎖表明により、同社の将来にさらなる不透明感が生じている。
現時点で、スモーキーボーンズ、Twin Hospitality Group、FAT Brandsのいずれからも正式なコメントは発表されていない。今後、買収先や再建計画の詳細が明らかになる見込みだが、顧客や従業員、フランチャイズ加盟店に与える影響は計り知れない。
閉鎖された店舗の一覧(確認済み)
- インディアナ州フォートウェイン
- ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊
- ロードアイランド州プロビデンス
- 他12州の計15店舗(詳細はウェブサイトで確認可能)
「スモーキーボーンズの閉鎖は、FAT Brandsの経営難の表れであり、同社の再建計画が予想以上に厳しい状況にあることを示唆している」
— ファストカンパニー誌