ポルシェが新型ケイエン クーペ EVを発表:超高性能と実用性を両立
ポルシェは、新型「ケイエン クーペ EV」を発表した。同モデルは3つのパワーバリエーションを用意し、最上位「ターボ」モデルでは1,139馬力(850kW)を発揮。0-60mph(0-97km/h)加速はわずか2.4秒を記録し、現行の911ターボSと同等の性能を実現した。
さらに、最大7,700ポンド(3,500kg)の牽引力を維持しており、実用性も高い。従来のケイエン クーペは、スポーツ性と実用性のバランスが課題とされてきたが、今回のEV化により、その課題を克服するモデルとなった。
3つのパワーバリエーションと驚異的な性能
新型ケイエン クーペ EVは、以下の3つのパワーバリエーションを展開する:
- ベースモデル(Cayenne Coupe Electric):435馬力(325kW)、トルク834Nm、0-60mph加速4.5秒、最高速度230km/h
- Sモデル(Cayenne S Coupe Electric):657馬力(490kW)、トルク890Nm、0-60mph加速3.8秒、最高速度245km/h
- ターボモデル(Cayenne Turbo Coupe Electric):1,139馬力(850kW)、トルク1,500Nm、0-60mph加速2.4秒、最高速度261km/h
ターボモデルの加速性能は、911ターボSと同等であり、市販車としては驚異的な数値だ。
800Vアーキテクチャと高速充電に対応
ケイエン クーペ EVは、800Vアーキテクチャを採用しており、113kWhのバッテリーを搭載。400kWの急速充電器を使用すれば、10%から80%までの充電を16分以内で完了できる。充電ポートは、ドライバー側リアフェンダーにNACSポート、助手側にJ1772 ACポートを装備し、CCSアダプターが標準付属する。
実用性とスポーツ性を両立する装備
同モデルは、アダプティブエアサスペンション、オプションのリアアクスルステアリング、トルクベクタリング、アクティブライドシステムなどの先進技術を採用。さらに、オフロードパッケージを選択すれば、接近角や離脱角が向上し、悪路走行時の性能も高められる。
また、スポーツクロノパッケージとパノラミックガラスルーフが標準装備されるなど、快適性とスポーツ性の両立が図られている。
価格と発売時期
価格はベースモデルが11万3,800ドル(約1,700万円)から、ターボモデルが16万8,000ドル(約2,500万円)で設定されている。納車は2026年夏を予定しており、ガソリンモデルやプラグインハイブリッドモデルと並行して販売される。
「顧客は今後も、さまざまなパワートレインを選択できる。ポルシェは、多様なニーズに応える体制を整えている」
— ポルシェ広報担当者
まとめ:ポルシェのEV戦略における新たな一歩
新型ケイエン クーペ EVは、ポルシェのEV戦略において重要な位置を占めるモデルだ。911ターボSと同等の加速性能を持ちながら、7,700ポンドの牽引力を維持するという、実用性とスポーツ性の両立を実現した。今後、2026年夏の発売に向けて注目を集めそうだ。