ノルウェー政府は、完全自動運転バスの公道運行を承認した。運転手が一切乗務しないバスが一般車両と同じ道路で運行されるのは、欧州初の試みとなる。

ノルウェー放送協会(NRK)によると、運行承認を受けたのは、国営交通会社のVyと南西部ローガラン県の地域交通局 Kolumbusが運営するバス。同国では2022年から自動運転バスの試験運行が行われていたが、これまでは安全監視要員が乗務し、必要時に対応していた。

今回の承認により、安全監視要員が不要となったことで、自動運転車両の実用化に向けた大きな一歩となった。

導入されるバスの仕様

導入されるバスは、トルコのバスメーカーKarsanが製造する「e-ATAK」モデル。52人乗りの電気自動車で、ゼロエミッションを実現する。自動運転レベルは4(高度自動運転)に分類され、ほとんどの場合で人間の介入を必要としない。

自動運転レベル4は、人間が運転する必要がある状況(悪天候や特殊な道路環境など)を除き、完全に自律して運行できるシステムだ。完全自動運転が可能なレベル5にはまだ及ばないが、欧州における自動運転バスの実用化に向けた重要なマイルストーンとなる。

運行ルートと今後の展望

NRKによると、条件付きのパイロット運行を経て、e-ATAKバスは2024年5月から運行を開始する。運行ルートは、地元の病院と大学を結ぶループ路線に限定される予定だ。

パイロット運行期間中に問題が発生しない場合、ノルウェーは欧州で初めて、一般車両と同じ公道で完全無人運転のバスを運行する国となる見込みだ。

出典: Futurism