イギリスのエンジン交換専門店Diesel Pump UKが、7年にわたる改造プロジェクトの集大成となる1952年式GMCピックアップトラック「Notorious GMC」を60,000ポンド(約81,500米ドル)で発売すると発表した。

ベースエンジンには、チューナーの間で「ディーゼル版2JZ」とも呼ばれるメルセデス・ベンツOM606 3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンが搭載されている。Diesel Pump UKのオーナー、ルーク・デール氏は、このエンジンにターボチャージャーとスーパーチャージャーのデュアル過給システムを導入。その結果、600馬力という驚異的なパフォーマンスを実現しながら、30mpg(約12.7km/L)という優れた燃費性能を維持しているという。さらに、荷台に荷物を載せることでリアの重心が上がり、ホイールスピンやウィリー走行も可能だ。

デュアル過給システムは、スーパーチャージャーが低回転域を、ターボチャージャーが高回転域を担当する仕組み。その間を切り替えるためのパッシブバルブが搭載されており、燃料供給はDiesel Pump UKが独自に開発したビレットインジェクターポンプが担う。

エンジンパワーをロスなく伝えるため、Gearstar製4L80 4速ATCurrie 9インチリミテッドスリップデフ付きリアアクスルが採用されている。また、エンジン自体もビレット加工とクローム処理が施され、エンジンルーム内の美観が保たれている。

車体面では、レトロな手描きグラフィックとオリジナルのパティナを残したシートメタルが特徴。内装は最新のテクノロジーを取り入れたレストモッド仕様で、オリジナルのベンチシートにはサイドボルスターが追加され、ダッシュボードにはデジタルメーターが装備されている。さらに、防音材をフロアに施工することで、静粛性も向上している。

サスペンションはオリジナルを踏襲したが、5穴ハブに変更することで新しいリアアクスルとWildwood製ディスクブレーキの搭載に対応した。

このように、7年に及ぶ改造の集大成となった「Notorious GMC」は、多くのレストモッドよりも安価な価格設定ながら、圧倒的な性能とスタイルを兼ね備えている。また、Diesel Pump UKでは、バックホー用エンジンを搭載したランドローバー・ディフェンダーも同時に発売中だ。

出典: The Drive