アラスカ在住のリビアンR1Tオーナーが、保証修理を受けるための輸送手段の確保に苦慮している。リビアンは保証修理をシアトルのサービスセンターでのみ実施すると規定しているが、その輸送が事実上不可能な状況に陥っている。

商業バージは昨年の火災事故を受け、アラスカからのEV輸送を拒否。フェリーも極めて限られた台数しか受け入れず、輸送枠の確保には数ヶ月のリードタイムが必要だ。たとえ高額な費用を支払っても、輸送自体が困難な状況が続いている。

リビアンは「緊急時の無償レッカー輸送」を提供しているものの、アラスカのようにサービスセンターから遠隔地では実質的に機能していない。リビアン関係者によると、シアトルのサービスチームはアラスカのオーナーを支援する意向を示しているが、依然として解決策は見いだせていない。

輸送コストの高騰も深刻な問題だ。リチウムイオンバッテリーは「クラス9危険物」に分類され、輸送には特別な規制が適用される。カナダ経由で不具合車両を輸送する場合、費用は5,000ドルを超える可能性がある。これは、米国運輸省(DOT)およびカナダ運輸省の規制によるものだ。

リビアン広報担当者に取材を試みたが、現時点で公式な解決策は示されていない。同社の広報担当者は「状況を注視している」とコメントするにとどまった。

一方で、アラスカ在住のリビアン所有者はわずか80台という現状も明らかになっている。これは、同社が大規模なサービス網を展開するインセンティブにはならないが、少数の先駆的なオーナーへの例外的な対応を引き出す可能性もある。専門の工具がシアトルのサービスセンターにしかないという技術的な制約もあるが、アラスカの特殊な状況を考慮すれば、柔軟な対応が求められる。

出典: The Drive