ワシントン — 米食品医薬品局(FDA)は、フランスの製薬大手サノフィが開発した1型糖尿病治療薬「テプリズマブ」について、同局の迅速審査プログラムからの撤回を要請したことが明らかになった。
この動きは、FDAの医薬品評価研究センター(CDER)の暫定責任者であるトレーシー・ベス・ホーグ氏が、専門スタッフの審査結果に反対し、承認に反対したとされる問題を受けたものだ。関係筋によると、このようなセンター長の関与は科学的レビューにおいて極めて異例であり、特に政治任命者による介入は前例のない事態だという。同局は4月21日の目標期限を過ぎてもなお審査結果を出せていない。
通常、こうした審査判断は経験豊富な科学者によって行われる。CDER長が単一の医薬品の科学的審査に関与することはまれであり、ましてや政治任命者による関与はさらに異例だ。FDAのロバート・カリフ局長は最近、CNBCのインタビューで「政治指導者が科学スタッフの判断を覆すと、必ず災いが起こる」と述べていた。
出典:
STAT News