フォードとリンカーン、2026年4月の販売が大幅減少

フォードとリンカーンの2026年4月の販売台数は前年同期比14.4%減の178,667台となり、第1四半期の落ち込みをさらに悪化させた。第1四半期の累計販売も前年比8.8%減と、すでに低迷していたが、4月の数字はその状況を一層深刻化させた。

電気自動車とハイブリッド車が大幅減、内燃機関車も低迷

電動車両全体の販売は31.1%減、そのうちEVは24.8%減、ハイブリッド車は32.5%減となった。内燃機関車に至っては11.8%減と、電動車両以上に厳しい状況が続いている。

唯一の明るい兆し:ガソリン車「マスタング」が40%増

フォードが米国で販売する唯一の乗用車となった「マスタング」は、4月に前年比18.4%増の5,830台を販売し、年初来では40%増の19,904台を記録した。これはフォードの全車種の中で唯一の成長分野となっている。

電気自動車「マッハE」は50%減と大幅減少

対照的に、フォードの電気自動車「マスタング・マッハE」は4月に2,670台を販売し、前年比8.8%減。年初来の販売台数は7,270台で、前年同期の14,535台から50%も減少した。

その他の車種の動向

フォードの他の車種では、4月に「ブロンコ」が18.6%増、「トランジット」が22%増、「エクスプローラー」が1%増を記録した。重量トラックも7.4%増の1,033台を販売した。その一方で、多くの車種が二桁減少を記録し、「レンジャー」は25.1%減の5,245台となった。

リンカーンブランドも苦戦、特にフラッグシップ「ナビゲーター」が大幅減

フォードの高級ブランド「リンカーン」も同様に厳しい状況にある。ブランド全体の販売は前年比7.4%減だが、4月は21.4%減とさらに落ち込んだ。唯一明るい兆しは「ノーチラス」の7.7%増のみで、他の全モデルが大幅に減少した。

「アビエーター」は26.5%減、「コルセア」は40.1%減を記録し、フラッグシップモデル「ナビゲーター」は1,600台の販売で前年比41.7%減となった。2025年にフルモデルチェンジを実施したばかりの「ナビゲーター」にとって、これは深刻な状況だ。

「フォードとリンカーンの販売は、電動化への移行期における消費者の選択の変化を如実に反映している。特に電気自動車のマッハEの落ち込みは顕著だが、その一方でガソリン車のマスタングが好調を維持している点は注目に値する。」

出典: CarScoops