シビックe:HEV RSの発売が日本で開始

ホンダは、日本市場向けに新型「シビックe:HEV RS」を発売した。このモデルは、従来のマニュアルトランスミッションを廃止し、代わりにプレリュードで採用された「Honda S+ Shift」と呼ばれる疑似シフトシステムを導入。ドライバーにエンジンのレスポンスを感じさせる仕組みで、スポーツ性を高めている。

「Honda S+ Shift」の仕組み

「Honda S+ Shift」は、トルク配分やエンジン回転数、サウンドを調整することで、デュアルクラッチATのようなシフトフィールを再現する技術だ。センターコンソールの専用ボタンでシステムを起動し、ステアリング裏のパドルで疑似ギアチェンジが可能。システムをオフにすると、パドルは回生ブレーキの強度調整に切り替わる。

エクステリアとインテリアの特徴

シビックe:HEV RSは、従来のRSモデルのエクステリアデザインを踏襲。アグレッシブなフロントバンパー、レッドエンブレム、スモークヘッドライト、ブラックアウトトリムなど、スポーツモデルらしい外観を維持している。18インチアルミホイールは上位グレードのe:HEVモデルと同じ仕様で、マットベルリナブラック塗装が施されている。また、デュアルエキゾーストは存在するが、現在は封印されている。

インテリアはダークテーマを採用し、レッドのアクセントとシート・ステアリングのレッドステッチで差別化。マニュアルRSとの最大の違いはシフトレバーの不在で、代わりにセンターコンソールにボタンとステアリング裏のパドルが配置されている。

カスタマイズオプションも充実

さらに個性を演出したいユーザー向けに、ホンダアクセスからリアウイング、ダックテールスポイラー、アグレッシブなバンパーエクステンションなどのカスタムパーツが用意されている。これらのパーツは、基本的な車両構造を変更することなく、外観のアグレッシブさを高めることを目的としている。

ハイブリッドパワーユニットの性能

シビックe:HEV RSの心臓部には、2.0L自然吸気エンジンとデュアルモーターを組み合わせたe:HEVハイブリッドシステムを搭載。出力は181馬力(135kW / 184PS)を発揮し、非ハイブリッドRSの1.5Lターボエンジン(180馬力 / 134kW / 182PS)と比較してわずかに向上している。

スポーツサスペンションと価格

シビックe:HEV RSは、RSモデル特有のスポーツサスペンションを採用。より硬いスプリング、再調整されたダンパー、素早いステアリングレスポンスなど、ドライバー主体の走りを実現している。

価格は466万円(約29,200米ドル)に設定され、シビックラインナップで最も高価なモデルの一つ。非ハイブリッドRSのマニュアルモデルと比較すると、26万1,100円(約1,630米ドル)高い。

まとめ

ホンダは、シビックe:HEV RSでハイブリッド技術とスポーツ性を融合させた新たなラインナップを発表。マニュアルトランスミッションの廃止により、疑似シフトシステム「Honda S+ Shift」を導入し、ドライバーにエンジンのレスポンスを感じさせる仕組みを採用した。エクステリアとインテリアのデザイン、スポーツサスペンション、そして充実したカスタマイズオプションにより、シビックの新たな魅力を提供している。

出典: CarScoops